経常黒字 前年比2倍超1.9兆円 資源価格下落で貿易赤字縮小(2023年7月10日)
5月の日本の経常収支は、貿易赤字が縮小したことで前の年の2倍以上となるおよそ1兆9000億円の黒字になりました。
財務省が発表した5月の国際収支速報によりますと、海外との総合的な取引を示す経常収支は前の年の同じ月から1兆900億円ほど黒字幅を拡大し、1兆8624億円の黒字となりました。
中国の景気減速などで輸出額が27カ月ぶりに減少したものの、資源価格の下落で輸入額がそれ以上に減ったことから、貿易収支の赤字幅が【7514億円】縮小しました。
また海外の子会社からの配当が増えるなどして、第一次所得収支の黒字は5月で過去最大の3兆6319億円でした。
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