処理水放出に韓国「影響がない」独自に安全性検討 客足遠のいた水産市場「科学を信じる」｜TBS NEWS DIG
東京電力福島第一原発の処理水放出計画をめぐり韓国政府はきょう、独自に行った安全性の検討結果を公表。韓国の海域に「影響がない」と説明しました。
韓国国務調整室 パン・ムンギ室長
「私たちの海域に及ぼす影響はないことが確認されました」
韓国政府は会見で、処理水が放出されたとしても「韓国の海域に及ぼす影響は現在の10万分の1の水準しかない」と説明。IAEA=国際原子力機関の報告書についても「内容を尊重する立場」として、「東京電力が計画通りに実施すれば国際基準に合う」としています。
処理水放出への根強い懸念で、客足に影響が出たとされる水産市場では。
記者
「ソウル市内の水産市場では、普段に比べ客足が少し遠のいているということです」
水産市場で魚を売る男性
「日本が放出する時は、やっぱり今よりは影響が出てくると思う。（与野党は）問題を争点化していて、市場の人間は議員たちを信じず、科学を信じることにした」
こうしたなかIAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、日本に続き今夜から韓国を訪れ、あす朴振外相らと会談。IAEAの報告書について説明するとみられます。
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