「侵攻しないと明言を」「根拠ない非難やめるべき」ウクライナ侵攻めぐり情報戦が激化(2022年2月18日)

「侵攻しないと明言を」「根拠ない非難やめるべき」ウクライナ侵攻めぐり情報戦が激化(2022年2月18日)

「侵攻しないと明言を」「根拠ない非難やめるべき」ウクライナ侵攻めぐり情報戦が激化(2022年2月18日)

ウクライナ東部ルガンスク州で17日、幼稚園に砲弾が撃ち込まれました。当時、幼稚園は子ども20人を含む38人がいて、職員3人が負傷しました。この日は他にも被弾があり、民間人に被害が出ています。

砲撃を受けた学校に孫が通う女性:「子どもたちは、シェルターがないので、廊下に避難するしかありませんでした。娘は学校に駆け付けると、孫を見つけて一緒に廊下にいたそうです。孫は祈っていたようでした。家でもお祈りはしないのに」

ただ、これらの砲撃について、ウクライナ軍は「親ロシア派によるものだ」と主張し、一方の親ロシア派は「ウクライナ軍が撃った」としていて、双方が擦り合いをしています。

CNN、クラリッサ・ワード上席特派員:「遠くで砲撃音が聞こえます。前線から5キロも離れていない場所です」

この間、ウクライナ東部では、ミサイルの使用など停戦合意違反が目立ち、双方の情報戦もエスカレートしてきています。

17日に開かれた国連安保理の会合では、アメリカとロシアが互いに強硬な姿勢を示しました。

アメリカ、ブリンケン国務長官:「これは“選択”した戦争になります。ロシアがその選択をすれば、我が国と同盟国、パートナー国は断固とした、かつ決定的な対応を取ることを明言してきました。単刀直入に言います。ロシア政府はきょう発表すればいい。制約なく、あいまいさと偏りもなく『ウクライナに侵攻しない』と」

ロシア、べルシーニン外務次官:「また責任をロシアになすりつける試みは納得いかず、根拠もない。ブリンケン国務長官は議題の背景について話しましたが、正しい解釈ではなく、むしろ一方的で表面的だ」

ロシアは一部の部隊を撤収させたとしていますが、最新の衛星写真には、川に新しい橋をかけたり、ヘリ部隊の増強などが写っていました。

ウクライナ周辺での演習は、陸海空すべてで毎日のように行われ、その様子を動画で公開し続けています。

また、合同訓練を行っているベラルーシからは、大統領がこんな発言もありました。

ベラルーシ、ルカシェンコ大統領:「敵が愚かな行動に出たら、領土を守るため、核兵器だけでなく、核を超える最新鋭のものを配備するだろう」

ルカシェンコ大統領はモスクワを訪問していて、プーチン大統領との首脳会談が始まっています。

ロシア、プーチン大統領:「現在の両国の軍事協力の現状についても協議しよう。明日は軍事協力の一環として、大規模訓練が予定されている」

会談では、ベラルーシにいるロシア軍をいつまで駐留させるかなどが話し合われるといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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