【災害級大雨】線状降水帯が“2回”発生 熊本で町が浸水 道路崩落の瞬間(2023年7月3日)
線状降水帯が3日の一日で2度も発生した熊本では大雨で河川が氾濫し、多くの住宅が浸水。午後から鹿児島でも強い雨が降り始め、さらなる災害の発生に警戒が強まっています。
■九州各地で大雨被害 避難指示も
たたき付ける雨で視界は真っ白です。午後3時半ごろの鹿児島市。活発な梅雨前線の影響で九州各地は大雨になりました。大分県日田市では川が増水し、複数の屋形船に被害が。観光シーズンを前に影響は計り知れません。
亀山亭ホテル・諌山寿明さん:「土曜日の朝、水かさがかなり増して(屋形船が)水をかぶって浸水した。外国人観光客も戻り始めて、屋形船が出せないとなるとキャンセルもある。ショックはショック」
福岡県久留米市では11万人以上に避難指示が出されました。水に沈むビニールハウス。町は水浸しです。道路の冠水や浸水被害が相次ぎました。普段と変わり果てた町の様子を見て住民は立ち尽くしていました。
宮崎県高千穂町では大雨による土砂災害が起こりました。道路一面を土砂や木々が覆い尽くします。崩落したのは国道325号沿いの右手の斜面です。どれほどの威力だったのでしょうか。コンビニ店の看板は斜めになり、電線は切断。通行止めの状態が続いています。町には平年7月に降る雨の7割がわずか一日で降りました。
近隣住民:「足がガタガタ震えた。びっくりした。(午前)1時半くらいまで起きていたが、雨と雷がすごくて、まさかこんな状況になるとは…」
町の全域に避難指示が出され、女性はこの後、安全な場所に避難するそうです。
■道路“崩落の瞬間”町は水浸し
今年一番の猛烈な雨となった熊本県益城町。岩戸川や木山川が氾濫しました。その近くを走る県道、取材班は崩落の瞬間に居合わせました。
一部だけではなく、かなり長い距離で道路が崩落していることが分かります。この現場、崩落前の状況と崩落した後を見ると、センターラインから片側がありません。つまり片側一車線がまるまる崩落したことになります。
普段は田園地帯を流れる木山川。河川が増水し、田植えが終わったばかりの田んぼにも水が押し寄せました。
近隣住民:「1週間くらい前、田んぼ(苗を)植えた。今年は全滅じゃないですかね。何も言う言葉が見つからない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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