5県“解除”と17道府県“延長”「医療ひっ迫度」を重視(2022年2月18日)

5県“解除”と17道府県“延長”「医療ひっ迫度」を重視(2022年2月18日)

5県“解除”と17道府県“延長”「医療ひっ迫度」を重視(2022年2月18日)

 東京都では18日、1万6129人の新型コロナウイルスウイルスの感染が確認されました。亡くなった人は今年最多の26人です。こうしたなか、東京都は感染力の強い、いわゆる“ステルスオミクロン”「BA.2」の独自検査を開始しました。

 従来のオミクロン株より感染力が高いとされる「BA.2」。PCR検査によってはデルタ株と見分けられず“ステルスオミクロン”と呼ばれています。

 東京都・小池百合子知事:「都の健安研の方ではゲノム解析よりも早く、このBA.2の判別できるような検査手法を開発しまして、すでに検査も進めて始めているところでございます」

 ステルスオミクロンの市中感染も確認されるなか、18日夜、「まん延防止等重点措置」の延長と解除が正式に決定します。

 延長になるのは北海道や大阪、和歌山などの17道府県。

 一方、沖縄などの5つの県では解除されます。

 新型コロナ・政府分科会、尾身茂会長:「医療の逼迫(ひっぱく)が軽減されているか、されていないかで今回、解除と延長の差が大きく言えば出てきたと思います」

 沖縄県では新規感染者の減少が続いていましたが、このところ下げ止まり傾向になっています。

 病床使用率が50%を下回ったのは今月15日。およそ1カ月ぶりのことです。どうやってぎりぎりの状態を乗り越えてきたのでしょうか。

 北部地区医師会病院・田里大輔医師:「入所者の多い(高齢者)施設で患者さんが発生した場合に、コロナで陽性だから全員病院に運ぶのではなくて、スタッフを県や保健所、病院から派遣して、病院に運ぶべき人、施設にとどまったまま対応できる人というのを選別して、できるだけコロナを診ている病院に過剰な負担が掛からないようにする」

 沖縄県では保健所を介して高齢者施設と病院が連携し、クラスターが発生した場合、派遣された医師が搬送する患者を選別。入院しない人は施設内で治療を行っています。

 北部地区医師会病院・田里大輔医師:「比較的軽症の方で介護が中心の方がコロナの病床を埋めてしまうっていうのが、1月の初期にはありましたので、抗体治療のような、出張に行って比較的負担なくできる治療があれば、病気だけじゃなくて患者さんの生活の質を落とさず早く回復してもらう意味では、双方にとってメリットがある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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