【モロッコ地震】「政府は助けてくれない」ボランティア活動が支える山間部の被災者(2023年9月13日)
モロッコの地震による死者は2900人を超えました。山間部の被災地では支援が行き届いていないところが多く、ボランティア活動が被災者の命を支えています。
ドウーズロ村出身の男性：「多くの人に助けを求めました。でも政府は誰も助けてくれない。もし家を再建する助けがなければ外で氷のなかに座ることになります。分かりますか？」
マラケシュの南東約80キロ、標高1900メートル近くにあるドウーズロ村は住民約700人のうち86人が死亡、多くの建物に被害が出ました。
この村のようにトラックなどが入れない山間部への支援物資の配給は滞っています。
ボランティアが自主的に食料や衣服など生活必需品を届けることで被災者の生活をかろうじて支えています。
NGOスタッフ：「ここに来るまではとても大変な道でした」「（Q.それでもここに来た理由は？）人間性です！モロッコはそういう国です」
モロッコの地震による死者はこれまでに2901人、けが人は5530人に上ります。
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