【“指示役”ルフィ】フィリピンにいる可能性…収容所の日本人が関連か
全国で同一の犯行グループが関わったとみられる強盗事件で、“指示役”とみられる「ルフィ」と名乗る人物がフィリピンにいる可能性があることが分かりました。捜査関係者によると、マニラの入国管理局の収容所にいる可能性があるといいます。
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全国各地で、店舗や住宅に侵入し、現金などを“強奪”する強盗事件が相次いでいます。さらに19日には、東京・狛江市で住人の命が奪われました。
警察庁によると、8都県の14の強盗事件については同一のグループによる犯行とみられ、これまでに“実行役”として逮捕された容疑者は、30人以上にのぼるといいます。
捜査が進められる中、27日に事件が急展開しました。複数の事件で“指示役”として関与している疑いがある「ルフィ」を名乗る人物について、新たな情報が明らかになったのです。
捜査関係者によると、「ルフィ」を名乗る人物は、日本から海を隔てたフィリピンの首都マニラにある入国管理局の収容所にいる可能性があるというのです。この収容所には、特殊詐欺に関わった日本人が収容されているといいます。
捜査関係者によると現在、フィリピンの収容所にいる日本人4人については過去の特殊詐欺事件で窃盗などの疑いで逮捕状がすでに出されていて、警視庁はこの4人の中の1人が「ルフィ」と名乗る人物と関連している可能性があるとみて調べているということです。
“強盗グループ”は実行役をSNSで募り、メンバーを入れ替えながら犯行を繰り返しているとみられています。捜査関係者によると、「ルフィ」を名乗る人物は秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」などを使って、日時や場所などの犯行の指示を出していたといいます。
さらに複数の容疑者への調べの中で、“指示役”には「ルフィ」以外の名前も浮上。「KIM」や「ミツハシ」を名乗る人物から指示を受けたというケースもあったということです。
警視庁の調べに対し、容疑者の1人は“指示役”とのやりとりについて、「身分証や家族構成を聞かれるので、後になって辞めたくなっても抜けられなくなる」「逃げてひどい目にあった事例も聞かされる」と証言しているということです。
「ルフィ」に「KIM」、そして「ミツハシ」…これらのアカウントが同一人物なのかなどはわかっていませんが、警視庁などが人物の特定を進めています。
(2023年1月27日放送「news every.」より)
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