トンネル抜けるとゲリラ雷雨運転手視界奪われパニック広範囲で雷1万軒停電もっと知りたい(2023年6月29日)

トンネル抜けるとゲリラ雷雨運転手視界奪われパニック広範囲で雷1万軒停電もっと知りたい(2023年6月29日)

トンネル抜けるとゲリラ雷雨 運転手「視界奪われパニック」 広範囲で雷…1万軒停電【もっと知りたい!】(2023年6月29日)

 28日は全国各地をゲリラ雷雨が襲い、今年初の記録的短時間大雨情報も発表されました。土砂崩れや浸水、停電などの被害も相次いでいます。

■高速で大雨「視界奪われパニック」

 栃木県那珂川町では、稲光とともに視界がぼやけるほどに雨が激しく打ち付けていました。駐車場の屋根からは、蛇口をひねったかのように雨水が流れ続けます。

 熊本県玉名市では道路も冠水し、川のようになってしまっています。

 西日本では午前中、大雨に見舞われ、熊本県阿蘇市では1時間に75.5ミリという非常に激しい雨を観測しました。車が通ると、激しい水しぶきが上がります。

 広島市では、山陽道上りのトンネルを抜けると、視界を遮られるほどの大雨が降っていました。

 撮影者:「ほんとに一瞬出た時、パニックでしたよね。視界も何もかも奪われてみたいな。恐怖よりも真っ先にパニックというのが起きましたね」

 富山県と山形県では、1時間に100ミリを超える猛烈な雨を観測しました。気象庁は28日、今年初めてとなる記録的短時間大雨情報を発表しました。

■「ガンッガンッ」ピンポン玉ほどのひょうが…

 一方、東京都内では28日昼ごろまで晴れ間が広がり、府中市では32.9℃を観測するなど、全国372地点で30℃以上の真夏日となりました。

 しかし、その後、天気は急変しました。栃木県では一時、大雨警報・雷注意報が発表された地域もありました。

 さらに降ってきたのは、大雨だけではありません。埼玉県加須市で「ガンッガンッ」と激しい音を立てて落ちてきたのは、ひょうです。

撮影者によりますと、ピンポン玉ほどの大きさのひょうが15分ほど降り続けたといいます。

 駐車場でも、ひょうによる被害が発生しました。

 ひょうの被害に遭った松村さん:「(Q.至る所に穴が開いてる状態ですね)もう数えられないくらい。穴が開いちゃってるので」

 屋根に使われているのは耐久性のある樹脂素材なのですが、穴だらけになりました。

 松村さん:「(Q.車は大丈夫?)見た感じは大丈夫かな。ただ破片とかが、いっぱい飛んでるんで。こんな穴が開いちゃうくらいのひょうなんて(今まで)なかったからですからね」

■夕飯時を直撃…栃木県など4県で停電

 また、広い範囲に影響を及ぼしたのが雷です。東京電力によりますと、栃木県など4県で1万軒以上の停電が発生し、夕飯時を直撃しました。

 住人:「(Q.どういった作業?)ランタンに火をつけて、ご飯の支度をしようとしていて、なかなか復旧しないので、真っ暗になってきた。明かりをと思って」

埼玉県加須市では、停電と復旧が繰り返し続いた後、完全に電気が使えなくなったといいます。

 住人:「(Q.これから夕飯?)カセットコンロ使おうかなって」「(Q.メニューは?)ご飯炊いて、お味噌汁作ってそれくらいですね。すぐ復旧すると思ってたら、なかなかだったんで」

■視界不良で?あわや大事故という場面も…

 そんななか、関東では夕方になると、再び大雨に見舞われました。帰宅ラッシュのタイミングでの雷雨に遭遇した学生の姿も見られました。

 学生:「今、学校からバスで帰っていて。急に雨が降ってきたので、ここで雨宿りしている」「(Q.傘は?)持ってきていないです」

 同じころ、大雨の影響であわや大事故という場面も見られました。大雨で視界が悪くなった影響なのでしょうか、右折レーンを対向車が逆走していきます。

撮影者:「多分、視界が悪くて、間違えて入ってきたと思う。信号待ちしていて、アレ?と思ったら、逆走する車がいた」

 激しい雨は、夜まで降り続きました。埼玉県加須市では浸水被害により、水をかき出す作業が行われていました。

 スポーツ店:「(Q.ここまで一瞬で水位あがった?)ここが湖のようになってしまうので、前が。国道が高い分、全部こっちに来てしまう」「(こんなことに)なるとは思わなかった。全然思わなかった。のんびりご飯食べていたら、みるみるザーッと入ってきた」

 29日も西日本では雨が強まり、東日本・北日本でも雷雨に注意が必要です。

(「グッド!モーニング」2023年6月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事