謝りもしない人間は罪を負って京王線無差別刺傷事件で被害男性が証言(2023年6月27日)

謝りもしない人間は罪を負って京王線無差別刺傷事件で被害男性が証言(2023年6月27日)

「謝りもしない人間は罪を負って」京王線無差別刺傷事件で被害男性が証言(2023年6月27日)

 おととしのハロウィーンの夜に京王線の車内で乗客13人を殺害しようとした罪などに問われている被告の裁判で、被害者の男性が出廷し「謝りもしない人間は罪を負ってください」と証言しました。

 服部恭太被告(26)はおととし10月のハロウィーンの日の夜に、東京・調布市内を走っていた京王線の車内で男性(70代)を刃物で刺したほか、火を放って、合わせて13人を殺害しようとした殺人未遂の罪などに問われています。

 27日の裁判では、服部被告に刺されて重傷を負った男性が証人として出廷し、事件について「細かいことは覚えていません」としたうえで、「若い男性が車両に入ってきました」「(やり取りは)ありません。ただ、目をにらみ付けてきました」と断片的に残っている記憶を証言しました。

 さらに、現在もけがの影響が残っているため「字を書いたり、物を持ったり、食べにくいごはんもあって大変です」「(利き手の右手が)よく震えます。緊張するとずっと震えます」と事件から1年半以上経っても生活に支障が出ていることを明かしました。

 服部被告については「謝りもしない人間はそれなりの罪を負ってください」と強い言葉で処罰を求めました。

 26日の初公判で服部被告は、放火の被害者12人について「殺人未遂の対象になるか分かりません」と一部否認していて、刺した男性以外に対して殺意を持っていたかどうかが争点となります。
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