沖縄はもう9波5類移行後にコロナ拡大が深刻 救急医療ひっ迫で入院調整が負担に(2023年6月25日)

沖縄はもう9波5類移行後にコロナ拡大が深刻 救急医療ひっ迫で入院調整が負担に(2023年6月25日)

「沖縄はもう9波」5類移行後にコロナ拡大が深刻 救急医療ひっ迫で入院調整が負担に(2023年6月25日)

沖縄では、新型コロナの拡大で医療機関が危機的な状況にあるといいます。
5類感染症となったいま、何が起きているのか。
現地を取材しました。

■「沖縄もう9波に」5類移行後のコロナ拡大

ヤシの葉からこぼれる、夏の日差し。気象庁は25日、沖縄地方が全国トップを切り、梅雨明けしたとみられると発表。コロナ5類移行後、本格的な観光シーズンの到来です。こうしたなか…
(新垣祐介記者)「こちらは発熱患者専用の入口ですが、朝からひっきりなしに患者が訪れています」
待合スペースには、診察待ちの列。若い世代から高齢者まで幅広い世代の患者が訪れていました。
(医師)「熱が39℃」
(患者)「はい」
(医師)「のど痛いです?」
(患者)「のど痛いのもあります」
(医師)「コロナの方が周りにいました?」
(患者)「職場で数人4、5名ほど周りに」
このクリニックでは、今月に入り、発熱患者が先月の2倍以上に増加。陽性率は7割前後に及ぶといいます。
(曙クリニック玉井修院長)「発熱外来がきょう一日で22名、陽性者は結局13名出ました。やっぱりせき、のどの痛み、発熱ですね」
今、沖縄ではコロナの感染拡大が深刻です。18日までの1週間に報告された1医療機関あたりの感染者は、28.74人と全国最多。上位の他の県と比べても、突出して多いのが現状です。
(曙クリニック玉井修院長)「沖縄はもう9波に入ってます。救急の医療機関または基幹病院はですね、今非常にひっ迫しています。コロナ患者以外の、例えば急性心筋梗塞や脳梗塞は、今受け入れが困難です」
沖縄の感染者数は、5類へ移行した先月以降に急増。理由のひとつとして、感染者数を毎日発表していた“全数把握”から、特定の医療機関が週1回報告する“定点把握”に変わった事が大きいといいます。
(曙クリニック玉井修院長)「全数把握の何千という数字からすると(定点把握は)とても小さく見えますね。危機感が持ちにくい数字に置き換わってしまっているので、医療機関と一般の県民の皆さんとの“危機感の乖離”それを僕は感じますね」
また5類移行後、重症患者などの入院調整も全て現場の医師が行わなければならず、業務の大きな負担にもなっているというのです。
(曙クリニック玉井修院長)「第9波の波が、これからもっと上向いていけば確実に(医療が)崩壊です。沖縄県で起きていることは、たぶん内地で起こる可能性は高いと思います」

■かつては“死を覚悟”も「不安な気持ち少ない」

人々の意識は今、どうなっているのか?
東京都内に住むAさんは、2年前、コロナに感染。ワクチンの予約すらできない状況のなか、夫と幼い3人の子どもたちに向けて、こんなメッセージを綴っていました。
(Aさん)「もしママが自分で決められない状態になったら…いかなる延命治療もお断りします。気持ちだけ受けとっておく」
万が一に備えた“エンディング・ノート”。Aさんはその後、後遺症に悩まされながらも、消毒が必要な場所を一覧にし、目につく場所に貼っておくなど、感染対策を徹底してきました。しかし…
(2年前に感染したAさん)「ここに家の消毒する個所を貼っていたんですね。それを今ははずしていて、手洗いの後にすぐ消毒ができるように、消毒液も置いてたんですがそこまでもう消毒しなくて大丈夫かなっていう」
常に着用していたマスクは…
(Aさん)「コロナの時は、余計に1箱は置いておいて、この台はほぼマスク(しかない)状態でした。今はもう、それの“余り”でもう買わないようにしようと。もともと肌が弱いのもあって、皮膚科の先生になるべくマスクするなと言われてたのもあったし、5類になって個人の自由で選べるっていうのもありました」
必需品だったマスクへの意識も薄れ、着用するのは、月に1,2回程度。
(Aさん)「最初にかかった時は、突然死ぬかもしれないっていう気持ちはあったんですけど、今はもう不安な気持ちがあるかと言われると、そんなにないかなっていうのが正直な気持ちです」

■民間救急でもコロナ増「大量感染で重症者も」

去年の12月以降減少してきた、東京の感染者数。しかし、3月中旬から増加に転じ、5類移行後の1カ月半で、4倍以上になっています。
(ファストドクター小室哲也医師)「6月に入ってからの検査の陽性率が34%。パーセンテージだけでいくと(5類移行時点と比べ)2倍になっているんですね。」
流行初期から、夜間や休日の救急往診を専門に行ってきた、ファスト・ドクター。昨夜の往診では…
(往診を依頼した男性)「ずっとのどが痛かったんですけど、朝起きたら39℃台だったので…」
発熱などを訴える、20代の男性。自分で行った検査では陰性だったものの、症状が治まらず、往診を依頼したといいます。
(小室哲也医師)「(のどに)白いポツポツがついてますね。子どもがかかるタイプの夏風邪のパターン」
しかし、問診を続けると…
(男性)「会社(事務所)自体が小さくて、金曜日に社長がコロナで…」
(小室哲也医師)「社長がコロナ?」
5類移行後、会社でもマスクをしなくなったという男性。念のため検査をすると…
(小室哲也医師)「検査の結果なんですけど、コロナ陽性でした。」
(男性)「はい」
この日は、7件のうちの3件がコロナ感染者。小室医師は、5類となった今の状況に、危機感を感じるといいます。
(ファストドクター小室哲也医師)「ほとんどの人たちは面倒くさい風邪にかかっちゃったな、くらいの感覚しかないと思うんです。でも感染力はものすごく強いので、大量に感染してくると重傷者って出てきちゃうんですね。気のゆるみと言ってしまうと言葉が悪いんですけども、所属する家族、学校、会社といった集団の中で一気に感染するというところは、注意をしなければいけない」

6月25日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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