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富士山“世界遺産”登録から10年 5合目まで「登山鉄道」に賛否(2023年6月22日)
日本の宝である富士山が世界遺産に登録されてから22日でちょうど10年です。各地でイベントが開かれにぎわうなか、この富士山に「登山鉄道」をという動きがありますが、賛否が分かれています。
■外国人観光客 “記念日”大喜び
あいにくの天気でも外国人観光客らで大にぎわいです。
チェコからの観光客:「きょうが記念日だって知らなかったけど、いいね。富士山最高」
シンガポールからの観光客:「富士山大好き。涼しくて別世界だ」
来月には山開きを迎え、多くの登山客が来ると予想されます。そんな富士山を巡り、本格的に動き出しているのが“富士山登山鉄道”構想です。山梨県では、本格的な政策予算を審議する6月の定例県議会で事業化の検討費などが盛り込まれたのです。そもそも“富士山登山鉄道”構想は麓から5合目までをつなぐ、約30キロの「富士スバルライン」の道路上に整備するというもの。構想では環境に優しい路面電車「LRT」の導入を想定。総事業費1400億円で建設を検討しています。
山梨県が鉄道構想を検討する背景には富士山が抱える問題が…。
山梨県側の5合目には世界遺産登録以降、観光客の数が増え続け、2019年には506万人もの人が訪れています。その反面、観光客の集中によって渋滞や混雑、ごみの投棄などオーバーツーリズムの問題が出てきています。そこで山梨県は鉄道を造るなどし、これらの問題解消につなげたい考えです。
山梨県・長崎幸太郎知事:「登山鉄道を造る、敷設することによって来訪者のコントロール、あるいはさらなる満足度の向上、最低限のインフラの整備ができる。これは極めて有望な案だと思っている」
■「信仰の対象」地元市長が反発
ただ、この“鉄道構想”に待ったを掛ける人もいます。富士山の山梨県側の玄関口の1つ、富士吉田市の堀内市長です。
富士吉田市・堀内茂市長:「本当にとんでもない話だと思う」
“信仰の山”として知られる富士山。反対する理由は、そこにありました。
富士山を巡り、本格的に動き出している“富士山登山鉄道”構想。総事業費1400億円で建設を検討しています。そんな鉄道構想に待ったを掛けるのが富士吉田市の堀内市長です。
富士吉田市・堀内茂市長:「日本人はこの富士山、ある意味、信仰の対象でもあったんです。ここに私はメスを入れる、工作物を造るという、もうこれ以上造ってほしくないというのが本音です」
富士山は古来、信仰の対象とされ、その点が重視されたことで世界文化遺産に登録されました。さらに…。
富士吉田市・堀内茂市長:「これは大変、大掛かりな工事になると思う。それと同時に構想では道路の上にレールを敷くことになっているが、この道路自体がヘアピンの続く非常に厳しいカーブ。今の(道路)上に敷いて、そこを列車が通れるかというとかなり厳しいんじゃないか」
■富士山“登山鉄道”構想に賛否
“鉄道構想”に観光客からは様々な意見が聞かれました。
観光客:「僕は反対ですね。やはり今、この状態だから世界遺産に登録されたし、それを崩していくのは良くないんじゃないか」「人の手が加わってしまったら自然じゃなくなってしまうので、人も少ないわけですから、便利になるのはいいですけど」
チェコからの観光客:「電車がここまで来るのは良いと思う。すべてが時間通りになるしね。可能なら電車を使うよ」
観光客:「私、電車も好きなので。登山口まで電車で来れて、今も電車でバスに乗り継いでここまで来るというところで結構、麓まで電車来たら本当に楽になるし」
山梨県・長崎幸太郎知事:「異論が出ること自体がまさに富士山をどうやって保全をしていくのか、極めて重要な議論の始まりだと認識していまして、しっかり議論を積み重ね、集合知というものを形作っていきたい」
本格的に動き出した“富士山登山鉄道”構造。実現した場合、富士山には行きやすくなるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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