梅雨寒の関東4月並みの涼しさ奄美大島は線状降水帯の爪痕集落孤立続く(2023年6月22日)

梅雨寒の関東4月並みの涼しさ奄美大島は線状降水帯の爪痕集落孤立続く(2023年6月22日)

梅雨寒の関東4月並みの涼しさ 奄美大島は線状降水帯の爪痕 集落“孤立”続く(2023年6月22日)

 22日の関東地方は4月並みに気温が下がり、梅雨寒となりました。一方、記録的な大雨が降った奄美地方では道路が寸断されるなど、孤立状態が続いています。

 傘も役立たないほどの雨。強い雨は遠くの景色をかすませています。雨が強まった茨城県水戸市。正午の気温は20℃を下回り、4月下旬並みの気温となりました。

 東京都心も雨は本降りになってきました。梅雨が戻った関東。もう一つ戻ってきたのは寒さです。18日は気温が31℃まで上がり、真夏日となった東京都心。すっかり夏の装いでしたが、22日の気温は23℃を下回り、21日から5℃ほど下がりました。季節がすっかり巻き戻ったようです。

 山間部も寒さが身に染みる状況です。

 山小屋スタッフ:「ちょうど雨が一番ひどい時に(山小屋に)上がってきて、台風みたいな感じでしたね。風も強くて」

 奥秩父にある山梨と長野をまたぐ金峰山。山小屋の気温は8℃を示しました。

 山小屋スタッフ:「ギリギリ今も(気温は)1桁台ですね。今、ストーブをつけてますね。この時期のこの雨にしては(気温が)低い感じがします」

 鹿児島は復旧に追われています。記録的な大雨となった鹿児島県奄美大島。雨が上がり、線状降水帯の生々しい爪痕が残されていました。集落を結ぶ道、車が通れる状況ではありません。宇検村では、がけ崩れで県道が通行止めとなり、6つの集落が孤立しています。

 住民:「雨、土砂降りだったから、これはいかんと思って公民館で待機していた。台風以外、初めて」

 普段は穏やかに流れる名柄川。一気に川の水は濁流となり、街に押し寄せました。青かった海も流木が押し寄せ、茶色に濁っている様子が分かります。とても漁に出られる状況ではありません。

 港近くの住民:「これじゃあ、船も出られない。スクリューが駄目になるから、しばらくの間」

 瀬戸内町では一部の地域で断水が続き、陸上自衛隊が出動。給水活動が行われています。

 給水に来た人:「(復旧の)めどが立ってないので不安。早く直ってほしい」「トイレもできないし、皿洗いもできないので困る。とりあえず飲み水だけはと思って、汗もすごくかくので」

 これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、引き続き警戒が必要です。
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