京都・福知山市で不審火相次ぐ 神社や空き家など半径約1キロの範囲で5件発生 連続放火か
京都府福知山市で5月から不審火が相次ぎ、警察は連続放火事件の可能性もあるとみて調べています。
これは、6月15日に撮影された映像です。オレンジの炎が地元で親しまれる神社を燃やしました。
不審火があったのは、京都府福知山市にある愛宕神社です。通行人から消防に通報があり、消火活動が行われたものの建物は崩れ落ちました。
藤枝望音記者
「あちらの奥には本殿、手前には神殿がありましたが、神殿は跡形もなく焼け落ちています」
火災当時、強い雨が降り雷が鳴っていましたが、落雷の痕跡はなく、火の気はなかったといいます。
地域で守ってきた神社の火災に住民は…。
愛宕神社総代・田淵完一さん
「歴史あるやつだから、原因は不明だけど、燃えてしまってほんまに残念な結果です」
周辺では不審な火災が相次いでいます。
17日には、愛宕神社から約2キロ離れた別の神社で、本殿を囲む木造の塀が焼けました。現場付近からはオイル缶が見つかっています。
18日には、閉店後のホームセンターで、店の外に置いてあった複数の商品が燃えました。
19日夕方には、木造の空き家の縁側が燃える不審火が起きています。
いずれもケガ人はいませんでした。
不審火の現場は、福知山市の中心部にほど近く、5月末から半径約1キロの範囲で5件発生。警察は、連続放火の可能性があるとみて捜査しています。
周辺の住民
「あんまり連続するからびっくりしている」
「全部原因不明ですけど、物騒としか言いようがない」
警察や消防は、夜間の巡回を増やすなど、警戒を強めています。
コメントを書く