大阪関西万博政府出展日本館も入札不成立随意契約に切り替え事業者選定へ緊急性考慮した

大阪関西万博政府出展日本館も入札不成立随意契約に切り替え事業者選定へ緊急性考慮した

大阪・関西万博 政府出展『日本館』も入札不成立 随意契約に切り替え事業者選定へ「緊急性考慮した」

 開幕まであと2年に迫った大阪・関西万博で、日本政府が出展するパビリオン「日本館」について、建設工事の入札が不成立となったことが分かりました。

 工事を発注する国土交通省近畿地方整備局などによりますと、「日本館」は、3階建て、延べ1万1300平方メートルあまりとする計画で、今年1月から建設工事の公募を始めました。

 期限の5月11日までに入札に参加した事業者はあったものの、予定価格を上回り、不成立となりました。

 発注額は50億円以上の規模で、当初は6月中旬にも工事を始める予定でしたが、再び、入札を行えば大幅な遅れが見込まれるため、随意契約に切り替え、7月中にも事業者を選定したい考えです。

 随意契約にすることで、入札より工事費が高くなる恐れがありますが、近畿地整は「緊急性を考慮した」としています。

 また、万博の入場券について、会期終盤を除いたほとんどの期間、何度も入場できる「通期パス」を導入する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

 価格は会期中に販売する1日券の約4倍で、夏休みの時期に繰り返し入場できるパスや、夕方以降に入場できる券なども取り入れる見通しです。

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