オオズワイガニ“直売”1杯150円 大量発生で“投げ売り”衝撃価格に(2023年6月16日)
16日、人々が殺到していたのは…。今月1日、北海道のえりも町で水揚げされた大量のカニ。箱の中にはカニ、カニ、カニ…まさにカニ尽くし。
名前は「オオズワイガニ」。日高地方の沿岸で大量発生していました。地元の漁業関係者は、赤潮の影響でカニを餌(えさ)にするタコが減ったことが原因ではないかとみていますが、はっきりとした因果関係は分かっていないといいます。
突然の「オオズワイガニ」の大量発生は、この時期行われるカレイ漁に深刻な影響を及ぼしていました。
様似町の漁師・秋山要さん:「(網が)こういうふうになって切れちゃう。穴が開いている。(カニが)網をかじる」
引き揚げられたカレイの刺し網には…大量の「オオズワイカニ」が絡まっています。カレイの水揚げ量は例年の半分以下に落ち込んでいるといいます。
様似町の漁師・秋山要さん:「カニに追われた夢を見ている。なんとかしないと皆、漁師を辞めないといけない」
地元漁協はこのピンチを逆手に取ってある作戦に出ます。大量発生したオオズワイガニを捕獲できる特別な許可を受けて捕獲を開始したのです。
そして16日、その大量のオオズワイガニが札幌市のスーパーに並びました。おいしそうなカニがなんと2杯入って驚きの300円台で売られていました。
北海道えりも町で大量発生している「オオズワイガニ」。オオズワイガニがついに札幌市のスーパーに並び、小ぶりながらも2杯で300円台という驚きの安さで販売されました。あっという間に完売。
フードD365VAlue店・成田幸法店長:「味も甘みが強いので、ミソもそこそこ入っていますので、ゆでて汁物にしてもどちらでもおいしいと思います。おいしさをこの機会に知ってもらって、とれて困るカニではなくて、とれて喜ばれるカニになってくれれば」
しかし、それを上回る驚きの価格で売られていたのはオオズワイガニが大量に水揚げされた地元の直売所です。なんと1杯150円で販売。ほぐした身もぎっしり入って1980円です。大量発生したカニは皆が喜ぶカニになっていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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