世界初無人自動運転で収穫コンバイン発表人手不足高齢化農業問題の救世主(2023年6月15日)

世界初無人自動運転で収穫コンバイン発表人手不足高齢化農業問題の救世主(2023年6月15日)

世界初“無人自動運転で収穫”コンバイン発表 人手不足・高齢化…農業問題の救世主?(2023年6月15日)

 世界初となる無人で自動走行するコンバインが、14日に発表されました。人手不足や高齢化に悩む日本の農業の救世主となるかもしれません。

■“スマート農業”で人手不足などの解消狙う

 大手農機具メーカーのクボタが開発した、世界初の無人自動運転でイネや小麦を収穫できるコンバイン。

 最初に人を乗せた状態で、収穫する畑の周囲を1周させます。すると、コンバインが敷地を認識。その後は、人が乗らなくても、自動で最適な刈り取りルートを判断して、収穫します。

 途中、人型の人形を立ててみると、停止しました。

 前後左右に設置したAIカメラが、人や障害物を検知すると自動停止。さらに、収穫量がある程度に達すると、指定された場所に自動で運ぶ機能も付いています。

 これで、すでに展開しているトラクターと田植え機に、コンバインを加えた、穀物農業の“三種の神器”すべてで、無人自動運転を実現したことになります。

 柏染谷農場 染谷茂代表:「直接乗らなくていいんですよね。疲労度がまるっきり違うんじゃないかなと」

 最大のネックは、その価格。およそ2200万円と、従来の機種より3割程度高くなっています。

 とはいえ、農家の高齢化や人手不足といった問題は待ったなし。将来的には価格の引き下げを検討しています。

 さらに、クボタでは、今年を“自動運転の元年”と位置付け、畑の上空にドローンを飛ばして、農薬や肥料をまいたり、スマートフォンによる遠隔操作で、給水栓の水の量を自動で調節したりするなど、ロボットやコンピューターを活用した“スマート農業”で、人手不足などの解消を狙います。

 クボタ 林壮太郎さん:「若い人でも監視さえしていれば、無人でプロ並みの刈り取りを行うことができます。大きな効果を得られる」

(「グッド!モーニング」2023年6月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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