フィリピン大規模特殊詐欺新たに仲間2人を逮捕(2023年6月14日)

フィリピン大規模特殊詐欺　新たに仲間2人を逮捕(2023年6月14日)

　フィリピンを拠点とした大規模特殊詐欺事件で、新たにメンバー2人が逮捕されました。このうち1人は3年前にフィリピンから日本に帰国していたということです。

　会社員の伊藤澪容疑者（33）と職業不詳の水島博喜容疑者（38）は2019年4月、仲間と共謀し、神奈川県の60代女性に嘘の電話を掛け、キャッシュカード7枚を盗んだうえ、670万円ほどを引き出した疑いが持たれています。

　警視庁によりますと、2人は2月にフィリピンから日本に移送された渡邉優樹容疑者（39）らを中心とする特殊詐欺グループのメンバーで、伊藤容疑者はフィリピンから嘘の電話を掛ける「かけ子」を担っていたということです。

　2020年の春ごろまでおよそ2年間フィリピンに滞在し、その後、日本に帰国していました。

　一方、水島容疑者は国内で被害者からキャッシュカードを受け取り現金を引き出す役割で、フィリピンからテレグラムで指示を受けていたということです。

　グループのメンバーですでに逮捕されていた佐藤翔平容疑者（32）、藤田海里容疑者（24）、寺島春奈容疑者（28）もそれぞれ特殊詐欺事件に関わったとして再逮捕されました。
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