致死量の倍のタリウム購入した記録も叔母に対する殺人未遂の罪で男を起訴財産奪う目的で犯行か

致死量の倍のタリウム購入した記録も叔母に対する殺人未遂の罪で男を起訴財産奪う目的で犯行か

致死量の50倍のタリウム購入した記録も…叔母に対する殺人未遂の罪で男を起訴 財産奪う目的で犯行か

 叔母をタリウムで殺害しようとしたとして逮捕された男について、大阪地検は14日、殺人未遂の罪で起訴しました。男は、大学関係者を装ってタリウムを購入したとみられています。

 殺人未遂の罪で起訴されたのは宮本一希被告で、起訴状などによりますと、2020年7月、叔母にタリウムを摂取させ殺害しようとしたとされています。叔母は、現在も意識不明です。

 警察は、タリウムの入手先を調べていましたが、事件の2か月前、薬品を扱う京都市内の会社で、宮本被告が大学関係者を装い、致死量の50倍にあたるタリウム50グラムを購入した記録が残っていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

 記録には、宮本被告の署名や電話番号が記され、書類からは指紋も検出されました。また、今年1月には、宮本被告とみられる男が、京都市内のATMで叔母の口座から現金50万円を引き出す姿が防犯カメラに映っていたことも分かりました。

 宮本被告は黙秘を続けていますが、警察は叔母の財産を奪う目的で犯行に及んだとみています。

 宮本被告は去年10月、大学生の浜野日菜子さんにタリウムを摂取させて殺害した罪でもすでに起訴されています。

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