ゲリラ雷雨、帰宅ラッシュ直撃か 全国46都道府県に「雷注意報」“雨柱”も発生(2023年6月13日)
大気が不安定な影響で各地でゲリラ雷雨となっていて、全国46の都道府県に雷注意報が出されています。この後も注意が必要で、雨は帰宅ラッシュを直撃しそうです。
■46の都道府県に「雷注意報」
13日は全国の広い範囲で雷注意報が出されるなど、荒れた天気となりました。
福島県内のキャンプ場では目に見えるほど大きな雨粒が降り、辺りはたちまち水浸しになりました。
中国地方でも局地的に雨が強まりました。鳥取市の山間部では、40分ほどの間に大雨が降ったといいます。
上空に流れ込んだ寒気の影響で、本州は大気の状態が不安定になりました。まとまった雨雲が局地的に発生し、短い時間に大雨を降らせたのです。
朝は晴れ渡っていた群馬県。次第に榛名山に雲がかかり始め、午前11時ごろに雨柱が発生し、山が見えなくなるほどの大雨が降りました。その後、30分ほどで再び晴れ間がのぞきます。
■沖縄 強風と大粒の雨が 観光客も困惑
沖縄県も非常に激しい雨となりました。風が吹き荒れる石垣島では観光客でしょうか、雨を避けようと急ぎ足になる人も見られます。
沖縄県の近くに停滞した梅雨前線に向かって暖かい空気が流れ込み、大雨を降らせているのです。
名護市は、さらに大変な事態になっていました。排水溝は限界を突破し、雨水が絶え間なく噴き出しています。川には大量の雨水が流れ込みます。お昼すぎにもかかわらず、街は薄暗くなり、ヘッドライトなしでは走れない車も…。
近くにある美ら海水族館も土砂降りです。沖縄の本島では各地で1時間に60ミリ以上の雨が降るなど、今年一番の雨が降りました。
■群馬 31℃超 関東で天気急変
局地的に雨が降った関東。天気は目まぐるしく変わりました。
日中は真夏日の暑さとなった群馬県。雨が降る前には、伊勢崎市の赤堀花しょうぶ園がにぎわっていました。青空のもと、2万5000株もの花が園内を鮮やかに彩ります。
観光客:「思ったよりきれい」「(Q.きょう、気温はどうですか?)ベタベタしますね。本当に暑い」
皆さんは暑さと格闘しながら、熱心にカメラを向けていました。
高校の同級生グループは…。
観光客:「高齢者ですから、毎月会わないと会う機会がなくなるので、花しょうぶを見るのにはとても良い。雨も降らず、最高と思って出てきた。こんなに暑くなると思わなかった」
■熊谷 31.4℃ 運動中に熱中症か
この暑さで、熱中症とみられる患者の搬送も相次ぎました。
埼玉県熊谷市にある病院に搬送されたのは、熱中症とみられる患者です。屋外で運動をしていたところ、倦怠(けんたい)感や頭痛などの症状に見舞われたそうです。
医師:「真夏の35℃とか40℃とかではないけど、もう十分な暑さ」
熊谷市は最高気温が31.4℃まで上がりました。患者は「まだそんなに暑くないから大丈夫だろう」と油断していたそうです。
埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:「梅雨の合間の晴れ間で、急に天気良くなった日は注意が必要。きょうも30℃そこそこだが、それくらいの温度でも湿度が高いと熱中症で救急搬送される患者さんが増える」
現在は回復に向かっているといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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