「ユナボマー」カジンスキー受刑者死亡 米連続小包爆弾事件(2023年6月11日)

「ユナボマー」カジンスキー受刑者死亡 米連続小包爆弾事件(2023年6月11日)

「ユナボマー」カジンスキー受刑者死亡 米連続小包爆弾事件(2023年6月11日)

 1978年から95年にかけてアメリカ各地で連続小包爆弾事件を起こし、「ユナボマー」と呼ばれたセオドア・カジンスキー受刑者が死亡しました。81歳でした。

 CNNなどによりますと、カジンスキー受刑者は10日、収容先の南部ノースカロライナ州の医療刑務所の独房で呼び掛けに応じない状態で発見され、死亡が確認されました。81歳でした。

 アメリカのABCニュースは関係者の話として、自殺の可能性があると伝えています。

 カジンスキー受刑者は1978年から95年にかけてアメリカ各地の大学や航空会社などに16回にわたって小包爆弾を送り付け、一連の事件で3人が死亡、23人が負傷し、全米を恐怖に陥れました。

 カジンスキー受刑者は16歳でハーバード大学に入学し、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭を執ったこともある数学者でした。

 事件当時、FBI=連邦捜査局は正体不明の容疑者を「ユナボマー」と呼びました。

 捜査は難航しましたが、1995年にニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙に科学や機械文明を否定する「ユナボマー」の声明文が掲載されると、声明文が受刑者の手紙などと酷似していると弟が通報し、96年に西部モンタナ州の人里離れた山小屋で逮捕されました。

 その後、98年に終身刑の判決を受けて服役していました。
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