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「幻聴聞こえていた」元少年が事件前の精神状態語る 13年前の神戸・男子高校生殺害事件の被告人質問
13年前、神戸市で男子高校生を殺害した罪に問われている元少年の裁判が8日行われ、元少年が事件前の精神状態について語りました。
元少年の被告(30)は2010年、神戸市北区で高校2年の堤将太さん(当時16歳)を殺害した罪に問われ、「複数回刺したが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認しています。
争点は殺意の有無と刑事責任能力の程度で、8日は被告人質問が行われました。
元少年は青森の高校を退学後、事件の半年前に神戸に移り住み、「孤独を感じていた」「カッターナイフで手首を切っていた」と語りました。また、このころ「『変な顔』『死んでまえ』といった幻聴が聞こえていた」と明かしました。
午後からは被害者参加制度を使って、将太さんの父・敏さんが法廷に立ち、元少年に質問します。
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