ダム崩壊で下流の町は水没 地雷流され爆発 原発は取水危機(2023年6月8日)

ダム崩壊で下流の町は水没 地雷流され爆発 原発は取水危機(2023年6月8日)

ダム崩壊で下流の町は水没 地雷流され爆発 原発は取水危機(2023年6月8日)

 ウクライナ南部ドニプロ川のダムが崩壊し、下流にある町がほぼ水没したほか、水で流された地雷が爆発するなどしています。

 ドニプロ川下流のヘルソン州の町では、氾濫した水が町全体を飲み込み、住宅の軒下まで水に浸かりました。およそ4万人の住民が被災したとみられています。

 ロイター通信は当局者の話として、一晩で水位が5メートル上がったと伝えていて、ダムの崩壊が進んだ場合、水位はさらに上昇する懸念があります。

 また、氾濫した水が埋設されていた地雷を押し流し、爆発するなどして危険な状態になっています。

 こうしたなか、IAEA=国際原子力機関は、ダム上流にあるザポリージャ原発で、今後2日以内に原子炉を冷却するための水を貯水池からくみ上げられなくなる可能性があると明らかにしました。
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