就活セミナーで「サクラ」 社員が学生装い質問 リクルートが謝罪 マイナビも(2023年6月6日)
リクルートは就職活動中の大学生向けのオンラインセミナーで、社員が学生のふりをして質問する、いわゆる「サクラ」行為が行われていたとして、謝罪しました。マイナビも、同様の行為が確認されたと明らかにしています。
■「まずサクラ仕込んでね」上司から指示も
大学生向けに行われたオンラインの就活セミナーの中で出た「インターンシップは何件ぐらい受けたらいいですか」「イベントに私服で参加してもいいですか」という質問。
しかし、セミナーを運営するリクルートの社員同士が交わした社内のやり取りでは…。
リクルートの社員同士のやり取り:「サクラやってみたところ、その後さみだれに質問が出て活性化した」「サクラ仕込めるって、オンラインならではですね」
「サクラ」、つまり質問は学生を装った社員の自作自演だったのです。
リクルートは、おととしから始めたオンライン形式のセミナーの中で、こうした行為が20件確認されたと明らかにしました。
上司がこんな指示をすることもあったということです。
上司からの指示:「質問は、まずサクラ仕込んでね」
■就活中の大学生「やめてほしい」「ないなら…」
リクルートは、「質問しやすい雰囲気作りのきっかけとして行っていた」と説明していますが、就活中の大学生からは、次のような声が聞かれました。
就活中の大学4年生:「自分たちのためにやってることなので。自分たちで頑張るので、やめてほしいかな」「就活って、質問言わなきゃいけないみたいなのあると思う。(質問が)ないならないでいいんじゃないかと」
リクルートは「不適切な行為・発言があった」として謝罪、再発防止に取り組むということです。
一方、マイナビも、オンラインセミナーで社員が学生を装いコメントしていたことが確認されたとして謝罪。「時期や件数など実態把握に努めている」と説明しています。
(「グッド!モーニング」2023年6月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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