季節外れ豪雨で大規模冠水 「廃材が」会社事務所に流入 書店で本が…停電で真っ暗(2023年6月3日)

季節外れ豪雨で大規模冠水 「廃材が」会社事務所に流入 書店で本が…停電で真っ暗(2023年6月3日)

季節外れ豪雨で大規模冠水 「廃材が」会社事務所に流入 書店で本が…停電で真っ暗(2023年6月3日)

 台風から流れ込む湿った空気と梅雨前線による季節外れの豪雨は、全国各地で大きな被害をもたらしました。一時、洪水警報が出た茨城県取手市では住宅街が大規模に冠水し、今も消防が救助活動を行っています。

■茨城・取手で住宅街冠水

 茨城県取手市の住宅地では、多くの浸水被害が発生しています。消防などによりますと、およそ1000世帯が暮らす双葉地区では大雨による増水で多くの部分が水につかっていて、高齢の住人などが身動きが取れなくなっているということです。

 消防による救助活動でこれまでにおよそ30人の住民が救助されましたが、けがをした人はいないということです。現在も複数の住民からの救助要請が入っていて、ボート3台で救助活動が続いています。

■「廃材が…」会社事務所に流入

 豪雨から一夜明け、被害の状況が明らかになってきました。

 埼玉県越谷市では24時間に降った雨の量が260.5ミリに達し、統計開始以来最大の雨量を観測。各地で冠水被害が相次いでいます。冠水の影響は通勤する人たちにも出ていました。

 建設会社社長:「出社しようと思ったら、どうしようかなと思って思案しているところ」

 男性は30分悩んだ末に…。

 建設会社社長:「行きます。事務所が心配」

 建設会社社長:「今、事務所が漏電しています。照明がつかない」「廃材とかも流されちゃっているから、それも片付けないといけないし。この後が大変だわ」

■浸水の飲食店 開店できる!?

 店舗への浸水被害も相次ぎました。

 本屋店員:「(Q.この本は?)これもだめですね…落ちてますね。カバーがどこかいっちゃってます」

 飲食店でも…。

 ぎょうざの満洲・店長:「(片付けを)1時間ちょっとやってますね。やっと、こんな感じまではやったんですけど…」

 浸水により壊れてしまった物も。

 ぎょうざの満洲・店長:「レジのここにオーダーをとる機械がありまして」「(Q.これがすべて?)電池パックがいつもここに入っているので、それがここまでぬれちゃっているので、これが全部だめになっちゃって。午前11時にオープンなんですが、間に合うかというのが一番心配」

 その後、無事オープンにこぎ着けましたが、3日は現金のみの対応だということです。

■新幹線運転再開も 駅は大混雑

 日本有数の観光地として有名な神奈川県箱根町では、24時間雨量が441ミリと6月の観測史上最大となる雨量を観測しました。

 横浜市保土ケ谷区の道路脇で土砂崩れがあり、この影響でJR横須賀線は一部列車に遅れが出ています。

 2日午後から運休していた東海道新幹線ですが、3日朝、東京駅には運転再開を待つ人たちの行列ができていました。東海道新幹線は午後、運転を再開。新横浜駅に着くと、ホームには乗り切れない人たちであふれ返っていました。

 一方、名古屋駅では東京へ向かおうとする人たちが入場できず、改札前に人があふれ返っていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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