“非常に強い”台風2号+梅雨前線 暖湿流の影響で警報級大雨も(2023年5月28日)

“非常に強い”台風2号+梅雨前線 暖湿流の影響で警報級大雨も(2023年5月28日)

“非常に強い”台風2号+梅雨前線 暖湿流の影響で警報級大雨も(2023年5月28日)

 大型で非常に強い勢力の台風2号の影響が早くも出ています。沖縄県名護市にある大浦湾の現在の様子です。台風2号は、沖縄からおよそ1000キロも離れた南の海上を北上中ですが、分厚い雲に覆われていて、白波が立っているのが分かります。現在、波浪注意報は沖縄や九州に出ています。気象予報士・津田紗矢佳さんの解説です。

■31日以降 沖縄へ接近の恐れ

 今月20日に発生した台風2号は、およそ1週間かけて暖かい海の上を進み、28日になって台風の外側の雲が沖縄本島や先島諸島にかかってきています。

 現在、台風2号は沖縄本島からおよそ1000キロ南まで近付いてきていて、大型で非常に強い勢力となっています。この後は進路を北寄りに変えて、石垣島や宮古島方面へ進みそうです。

 沖縄付近で複数の予報円が重なっていますが、これは台風の速度が遅くなるということを示しています。沖縄付近で台風が停滞して、雨・風・波の影響が長引くというのがポイントです。

 備蓄品などは余裕をもって備えるのがよさそうです。

■暖湿流の影響で警報級大雨も

 それに台風から離れた本州でも油断はできません。天気図を見てみると、本州付近には梅雨前線がこの先、停滞しそうです。この前線に向かって台風周辺の湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になり、本州も大雨になりそうです。

 ピンクで色を付けた所は警報レベルの大雨になる恐れのある場所です。29日、30日は中国・近畿・東海・北陸で警報レベルの大雨となり、土砂災害や河川の増水など十分な注意が必要です。

 そしてこの雨は長引きそうです。この先、西日本は雨の日が続き、雨量が多くなりそうです。早ければ29日、梅雨入りとなるかもしれません。

 東日本も台風の進路次第で大雨の可能性があるため、今後の情報にご注意下さい。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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