スパコン「富岳」7期連続世界1位!解析能力示す2部門で 計算の速さなど競う2部門は返り咲きならず
神戸市の施設に設置されている理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」が、性能を競う世界ランキングの2部門で、1位を獲得しました。
理化学研究所によりますと、世界のスーパーコンピューターが性能を競い合うランキングで、神戸市にある「富岳」が実践的な演算能力やビッグデータなどの解析能力の指標となる2つの部門で、7期連続となる1位を獲得しました。
「富岳」は、富士通と理化学研究所が共同で開発し、国が1100億円を投じています。
一昨年3月から運用が開始され、1秒間に約41京回もの計算速度を誇り、その性能は「富岳」1台でスマホ約2000万台分に匹敵します。
これまでに新型コロナのウイルスの感染対策の研究などで実績をあげています。くしゃみなどの飛沫がどう拡散するのかをシミュレーションした結果、感染防止に仕切りが有効なことなどが分かりました。
この他、線状降水帯の予測などに活用され、今後は防災分野などに加え、サイバー空間上での実証実験などにも活用が見込まれているということです。
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