“オーバーヒート”停車中に追突…東北道3人死亡 国交省が「特別監査」(2023年5月18日)
16日夜、宮城県栗原市の東北自動車道で大型バスにトラックが追突し、3人が死亡した事故。
亡くなったのは、バスを運転していた佐藤恵美さん(56)と乗客で留学生のネパール人男性2人でした。
2人を含め、バスの乗客は40人。全員ネパールとバングラデシュからの留学生でした。
同じバスに乗車し、亡くなった1人と親しい間柄だったという留学生は、次のように話します。
バスに乗っていた留学生 マヘンドラ・リンブさん:「優しくて、誰か困った時には助けようとする人だった。きのうも困っている運転手を真っ先に助けに行った。想像もしていなかった事故が起きて、とても悲しい」
■国交省が「特別監査」
その、追突事故前後の詳しい状況が明らかになってきました。
午後8時すぎの東北道の下り。バスは留学生たちのバイト先へ向かう途中、オーバーヒートして路肩近くに停車しました。
安全のため、留学生たちは外へ避難しましたが、運転手の佐藤さんと乗客2人がバス後方のエンジンを見に行きました。そこに、トラックが追突したのです。
エンジンを見に行って亡くなったネパール人男性の1人は、仙台市にある専門学校で自動車の整備を勉強していたそうです。
自動車整備専門学校の事務長:「4月15日に入学式があって、入学して1カ月足らずの学生。本当に悲しい、悔しい事故」
事故を受けて国土交通省は17日、バスを運行していた仙台市の会社とトラックを運行していた青森県八戸市にある運送会社に特別監査に入りました。
また、社会的影響が大きいとして「事業用自動車事故調査委員会」に調査を要請しました。
(「グッド!モーニング」2023年5月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く