【盗難】側溝の“鉄製ふた” 100メートル以上にわたり盗まれる

【盗難】側溝の“鉄製ふた” 100メートル以上にわたり盗まれる

【盗難】側溝の“鉄製ふた” 100メートル以上にわたり盗まれる

静岡県御前崎市の道路の側溝のふたが100メートル以上にわたり盗まれる被害がありました。周辺自治体でも盗難が相次いでいます。

   ◇

第一発見者
「これ。ここ(側溝)からとられてね、これも全部とられている」

静岡県御前崎市で盗まれたのは「グレーチング」と呼ばれる「鉄製のふた」。1枚の長さは1メートル、重さは20キロにもなります。

現場は、御前崎市の住宅街から車で10分ほどの山の中です。15日に草刈りなどをするために訪れた近くの住民が、盗まれていることに気付きました。実はその場所は“ホタルの観察スポット”で、これからの時期は県外からも人が訪れるといいます。

第一発見者
「浜松から名古屋ぐらいまでの人が結構来る。夜来るので、これ(グレーチング)がないと困る。車を落とすもんで。ここ(側溝)に落ちたら上がれないでしょ」

御前崎市が確認したところ約117枚がなくなり、被害総額は約93万円だといいます。実はこのようなグレーチングの盗難被害は、ことしに入り周辺の自治体でも起きていました。牧之原市では2月に4件起き、被害総額は約30万円。掛川市では4月に2件発生し、被害総額は約230万円にのぼっています。御前崎市は今回の被害を受け、警察に被害届を提出しました。

   ◇

鉄製のふたは、なぜ狙われるのでしょうか?

御前崎市の機械部品などをつくる鋳物工場を訪ねました。工場では、廃棄物として回収された不要な鉄製品、いわゆる「鉄スクラップ」を原料として使っていました。担当者は、盗難被害が相次ぐ背景のひとつに“世界的な鉄の高騰”があると話します。

栗田産業 栗田徳光専務
「2年ぐらい前と比較すると(鉄の価格が)昨年約2倍に上がりました。ことしは少し落ち着いてはいるんですが、やはり高値で止まっているような。スクラップ鉄を扱っている業者に持ち込んで、もしかすると業者の中には海外へ流している可能性はあると思います」

今回の被害を受けて御前崎市の担当者は「見回りの強化などをしていきたいと考えています」としています。警察は換金目的の窃盗事件として捜査を進めています。
(2023年5月17日放送「news every.」より)

#グレーチング #盗難 #被害 #日テレ #newsevery #ニュース

📌チャンネル登録はこちら
https://www.youtube.com/channel/UCuTAXTexrhetbOe3zgskJBQ?sub_confirmation=1

◇日本テレビ報道局のSNS
Twitter https://twitter.com/news24ntv
TikTok https://ift.tt/509bZNh
Facebook https://ift.tt/jWDlgy6
Instagram https://ift.tt/7VnRxhs

◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp

日テレNEWSカテゴリの最新記事