急激な気温上昇に「耐えられない」41地点で真夏日“熱中症”全国各地で救急搬送(2023年5月16日)
16日は、全国41の地点で、最高気温が30度以上の真夏日となりました。ただ、暑さに慣れていない身体にとってはダメージです。急激に気温が上昇したことで、熱中症による救急搬送も、各地で相次ぎました。
最高気温31.3度と、真夏日となった大分・日田市。7月上旬並みとあって、一足早く夏が訪れたようです。
女性:「イギリス、12度とか13度の国から来た。ちょっともう真夏。真夏の暑さです。これ以上は、ちょっと耐えられないかも」
宮崎の美郷町では、全国トップの32.1度を観測。15日から、最高気温が12度も上がった地点もありました。
ホグワーツ魔法魔術学校へ続く駅…ならぬ、東京・豊島園駅。映画『ハリー・ポッター』をイメージした電車のお披露目イベントには、東京都の小池知事が姿を見せました。魔法の世界に溶け込むため、気合いのコスプレ。例年を上回る暑さの中、マントにマフラー姿です。
G7サミットを3日後に控えた広島市も、最高気温27.1度と、今年一番の暑さとなりました。
カナダからの観光客:「とても暑い。(Q.アイスはどこで)お好み焼き店で。10点満点。最高です。(Q.お好み焼きは)熱かったけど美味しかった。(Q.アイスでクールダウンですか)そう。リフレッシュです」
広島といえば『カキ』。外がうだるような暑さでも、食べないわけにはいきません。
カキを食べている人:「(Q.カキおいしそうですね。熱くないですか)熱いです」「おしゃれのつもりで(帽子)かぶったんですけど、汗かいて外せなくなっちゃって」
東から西まで、今年一番の暑さが続出。急激な気温上昇とあって、身体はまだ慣れていません。
29.3度と、7月上旬並みの暑さとなった、鳥取。砂丘に照りつける日差しのもと、レスキュー隊員が担架を持って向かっていました。搬送されたのは、県外から来た中学3年の女子生徒。修学旅行の最中でした。意識はあり、軽症だといいます。
鳥取砂丘レンジャー・石橋和明さん:「(Q.救助時の様子は)息が荒くて、横たわったままで、会話があまりできなかった。気温が28度を超えることで、我々も警戒していた。体力がある方でも、このような症状が出る方もいるので、のどが渇いてからでは遅いので、渇く前に飲んでくださいと注意喚起しています」
上皇ご夫妻もご覧になった、京都三大祭りの一つ『葵祭』。8キロもの道のりを行列が練り歩く『路頭の儀』は、15日の雨で順延され、天気が回復した16日の開催でした。観覧には4万人ほどが訪れましたが、見物していた20代女性が、熱中症の疑いで病院に搬送されています。
最高気温が31度を超えた三重県桑名市でも、小学生の男の子が頭痛と発熱を訴え、病院に搬送。そのほかにも、東海の3県で合わせて9人が搬送されるなど“熱中症疑い”が続出しました。
17日はさらに気温が上がる予想で、熱中症には、さらなる警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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