「ほぼ準備は整った」ゼレンスキー氏は“兵器支援”求めドイツなど訪問

「ほぼ準備は整った」ゼレンスキー氏は“兵器支援”求めドイツなど訪問

「ほぼ準備は整った」ゼレンスキー氏は“兵器支援”求めドイツなど訪問

反転攻勢を念頭にドイツなどを訪問しているウクライナのゼレンスキー大統領は、反転攻勢について「ほぼ準備はできている」と語りました。激戦が続く東部のバフムトでは、ウクライナが反撃を強めているとみられます。

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ウクライナとの国境に近いロシア西部・ブリャンスク州で13日に撮影された映像には、炎と黒煙をあげながら落下しているヘリコプターが映っていました。

撮影者
「我々(ロシア)のヘリが墜落したのか?」

民家のすぐ近くに墜落したヘリコプターの機体には…

撮影者
「ロシアのものと書いてある」

13日、このヘリコプターを含む2機と戦闘機2機が墜落し、あわせて9人が死亡しました。4機の戦闘機やヘリコプターは、ウクライナでの攻撃に参加する予定だったといいます。

ロシアメディアは「ヘリコプターには対空ミサイルの弾頭に、特徴的な穴が多数あいている」「撃墜の可能性がある」と報じています。

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こうしたなか、激戦が続くウクライナ東部のバフムトでは新たな動きがありました。

民間軍事会社「ワグネル」のプリゴジン氏とロシア軍の内部対立が表面化していたバフムトの戦いですが、ここにきて、ウクライナは反撃を強めているとみられます。

ウクライナの国防次官が「敵の陣地を10か所以上奪還した」と述べたのに対し、ロシア側は反撃を防いだと主張しました。

ロシア国防省報道官(14日)
「敵(ウクライナ)が防衛網を突破しようと大規模な試みを行ったが撃退した」

ただ、バフムトで部隊を指揮していた司令官2人が死亡したことを明らかにしました。

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一方でゼレンスキー大統領は、反転攻勢を念頭に積極的な外交を展開しています。

先週末に訪れたイタリアに続き、14日、ドイツを訪問しました。ショルツ首相は追加の軍事支援を約束しました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領(ドイツ・ベルリン、14日)
「(反撃は)成功すると信じている。ほぼ準備は整ったとみている」

反転攻勢に必要な兵器の支援について聞かれると、あと数回の国外訪問が必要だと語りました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領(ドイツ・ベルリン、14日)
「あと数回の訪問で終わる」

その後、ゼレンスキー大統領は、パリに向かいマクロン大統領と会談し、ドイツに続いてフランスからも追加の兵器支援などをとりつけました。一夜明けた15日にはイギリス入りし、スナク首相とも会談します。

イギリス政府は、新たに数百発の防空ミサイルと長距離攻撃が可能なドローン数百機などを追加で供与する方針です。
(2023年5月15日放送「news every.」より)

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