サイクロン上陸“ミャンマー”緊迫 …スペインで季節外れの「雪」 深刻干ばつも(2023年5月15日)
インド洋で発達した巨大なサイクロン「モカ」がミャンマーに上陸しました。現地では暴風雨で建物や車が吹き飛ばされるなど深刻な被害が出ています。
■サイクロン上陸“ミャンマー”緊迫
巨大サイクロンが町を直撃。道路はまるで大荒れの海と化します。東南アジアミャンマーの沿岸に上陸したサイクロン「モカ」。風速は55メートル以上。「猛烈な台風」に匹敵する暴風が吹き荒れたのです。
インド洋ベンガル湾で急速に発達。ミャンマーのほぼ全土を厚い雲が覆います。強さを物語るように渦の中心部がはっきりと確認できます。猛烈な風で横殴りの雨が襲います。傘を差しても無駄であり雨具もなく移動する人も。
ミャンマーやバングラデシュでは、すでに40万人が避難していますが、被害の実態はまだ明かになっていません。
■スペインで季節外れの「雪」
一方、スペインでは雨が降らず、干ばつの被害が拡大していましたが一転、大雪になったのです。まさに季節は冬に逆戻り。一体なぜ。
撮影者:「偶然なんかじゃない」
スペイン北部は季節外れの大雪に。今年に入りスペインのほぼ全土で乾燥した状態が続きほとんど雨が降らない状態が続いていました。スペインは南からの熱波に覆われていましたが、偏西風が蛇行し北からの冷たい空気が流れ込んだといいます。
ここはスペイン北東部にあるバルセロナ。雹(ひょう)が降り注ぎ、町は氷の世界に。雷鳴がとどろくなか、道路には雪や雹で真っ白に。同じ地中海沿岸の町では、先月にはすでに夏模様。かと思えば今度は真冬に逆戻り。北からの冷たい空気と南からの温かい風がぶつかり、大気は不安定な状態になっているといいます。
■アメリカ各地で竜巻22個発生
一方、アメリカも洪水や嵐の被害が相次いでます。
撮影者:「北西部の空の様子です」
雷を伴う巨大な積乱雲。徐々にその一部が地上へと延びていき…。響き渡るサイレン。アメリカ中西部で竜巻が発生。気象当局によると、わずか1日で22もの竜巻が確認されたといいます。テキサス州では、トレーラーが宙に舞い自宅を直撃。男性が死亡しました。飛ばされた木材が窓を突き破り、串刺し状態になった車も。塀の下敷きになっていたのは…。
救助隊:「やっと顔が見えたぞ。大丈夫だったかい」
穴にいたのは犬。塀の一部が壊れ、閉じ込められていたのです。
救助隊:「出たがっている。いいぞ」
その後、犬は無事救出され飼い主のもとに戻りました。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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