「けんちゃんの朝顔が広がり事故が減ってくれれば」交通事故で長男を亡くした母の願い　東京・大田区｜TBS NEWS DIG

「けんちゃんの朝顔が広がり事故が減ってくれれば」交通事故で長男を亡くした母の願い　東京・大田区｜TBS NEWS DIG

春の全国交通安全運動に伴い7年前、小学校に入学したばかりの長男を交通事故で亡くした母親が講演を行い、交通安全を呼びかけました。

高田香さん
「家を一歩でも出たら危険がいっぱいなんだっていうことは、しっかりとちゃんと教えてあげていればよかったっていう後悔は残ります」

14日午後、大田区池上で、交通事故遺族の高田香さんが地域の住民に講演を行い、交通安全を呼びかけました。

7年前、高田さんの長男で当時小学1年生の謙真くん（当時7）は下校途中、青信号の横断歩道を渡る際、右折したトラックにひかれ亡くなりました。

高田さんは事故後、謙真くんが育てていた朝顔の種を「けんちゃんの朝顔」として全国の小学校や警察署に渡すなど再発防止活動に取り組んでいます。

高田香さん
「けんちゃんの朝顔がですね、全国に広がって美しくなるのと同時に交通事故が減っていったら、それはすごく素敵なことだと思いますし。朝顔=交通安全=笑顔ってなったらすごくいいなって思っています」

都内の事故による歩行者の死傷者数は、過去5年間で全年齢のうち7歳が最多の475人です。

警視庁は「小学校に入学し1人で行動する機会が急に増える新入生は事故に遭いやすく、特に注意して欲しい」と呼びかけています。

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