逮捕前の聴取に「学校にいた」アリバイ工作の可能性も 殺人の疑いで逮捕の中学校教諭｜TBS NEWS DIG
現役の中学校教諭が殺人の疑いで逮捕されてから、2日。新たに分かったことが…。
江戸川区立の中学校教諭・尾本幸祐容疑者（36）は今年2月、学校近くの住宅に侵入し、山岸正文さん（63）の顔などを刃物で複数回刺して殺害した疑いが持たれています。
山岸さんは玄関近くで血を流して倒れていましたが、その際、コートを着ていたことが新たに分かりました。警視庁は、外出していた山岸さんが帰宅した直後に襲われたとみています。
また、居間に置かれた固定電話機にも血が付いていたことが分かり、襲撃された山岸さんや80代の母親が電話で助けを呼ぼうとした可能性があるとみられています。
事件当日、尾本容疑者は午後から休暇を取得していましたが、学校の勤務管理システムには、事件後の「午後7時15分」に退勤したことが記録されていたことが新たに分かりました。
逮捕前の任意の取り調べで…
尾本容疑者（逮捕前の聴取）
「学校にいたから事件に関わっていない」
休暇が申請されたのは事件の3日前でしたが、捜査関係者はこう見ています。
捜査関係者
「尾本容疑者が事件が起きた時間帯に学校に居たように装い『アリバイ工作』をした可能性がある」
一方、尾本容疑者は…
尾本容疑者
「1月は山岸さんに荷物を運んでくれと頼まれ、2月には招かれて家に入った」
捜査関係者によると、山岸さんの家の2階と3階からは、尾本容疑者が履いていた靴と酷似した足跡が埃を被った状態で見つかったということです。
警視庁は、過去に尾本容疑者が窃盗目的で土足で侵入していた疑いがあるとみて、事件当日のいきさつを慎重に調べています。
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