自衛官採用“タトゥーOK”検討 なり手不足に対策は?(2023年5月11日)
防衛省は、これまでNGとしてきたタトゥーのある人も自衛官に採用するか検討する意向を示しました。人員不足が深刻化するなか、どうすればなり手を増やせるのか考えます。
自民党・佐藤正久議員:「本当にやる気があって若い隊員が入りたいと言っても、ファッションタトゥー、小さいものがあるからこれによって弾くというのは、これは人的基盤の強化の面からも問題だと思いますけれども」
9日の国会で、自衛隊の人材確保について、多少のタトゥーがあっても採用すべきと訴えた佐藤議員。
これに対し、防衛省は。
防衛省・町田人事教育局長:「(去年は)新たに生まれた方が男女40万人ずつという非常に少ないなかですので、そういった点も含めまして、我々もこれからの人的基盤のありようというものを検討していかなければならない」
採用すべきかどうか検討する意向を示しました。その背景にあるのが…志願者の減少です。
慢性的な定員割れが続き、2022年度の「任期制自衛官」の採用では、候補生が計画数の4割ほどしか集まらず、過去最低となりました。
国と国民を守ることが任務の自衛隊。近年は北朝鮮のミサイル発射時の対応や緊張感が増している台湾海峡問題など、もしもの事態に備え、地震など大きな災害が起こった時には救助活動や復旧作業に携わり、平和維持や紛争地の後方支援などの海外派遣、在外邦人の退避など、その仕事は人々の安全や生活に直結しています。
そんな重要な仕事にもかかわらず、「子どもについてほしくない職業」ランキングでは…3位。
自衛隊の現状について、ツイッターでは…。
ツイッターの声:「タトゥーよりも先に待遇改善のほうが効果的では?」「セクハラやパワハラ体質をまずやめろ」「命を懸けるに見合う職場とは思えない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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