- さらに円安進む!20年ぶり…1ドル=132円台後半 アメリカとの金利差で“円売り”加速|TBS NEWS DIG
- 「コートは今日初めて出した」近畿地方各地で今シーズン一番の寒さに 大阪では最低気温6.8℃を観測
- 【速報】国道246号線・瀬戸トンネル付近…4台絡む事故 少なくとも4人ケガ 神奈川・山北町
- 【ライブ】『ロシア・ウクライナ侵攻』ロシア軍がウクライナ全土に空爆やミサイル攻撃/ゼレンスキー大統領「残忍な攻撃」/工作員が露に侵入“2人死亡” ウクライナ側は否定 など(日テレNEWS LIVE)
- 無銭飲食に失敗し料金を払うため通行人から財布強奪 男3人逮捕
- 【火災】横浜市 木造2階建てアパートで火災 住人男性死亡
“国王を守る馬たち” 英チャールズ国王戴冠式パレードに向け…100日前から地道な訓練が 舞台裏に密着取材【news23】|TBS NEWS DIG
チャールズ国王の戴冠式を前に、イギリスは祝賀ムードに包まれています。式典の前後に行われるパレードでは、騎兵隊が国王の馬車を守りながら随走します。
式典に参加するためには、騎兵隊と馬による訓練と努力がありました。舞台裏を取材しました。
■国王夫妻が戴冠式で移動に使用 “黄金の馬車”
チャールズ国王の戴冠式を前に祝賀ムードのロンドン。あちこちに国旗が飾られ、戴冠式グッズがあふれています。
国王夫妻が戴冠式で移動に使うのは、“黄金の馬車”です。その前後を行進し、国王を守るのが馬に乗った兵士「騎兵隊」です。
JNNロンドン支局 岡村佐枝子支局長
「ホースガーズと呼ばれる建物の前にいます。イギリス陸軍の中でも王室を守る、近衛騎兵連隊の司令部として使われています。建物の奥にあるバッキンガム宮殿などの王宮を守る警備を行っていて、日中の時間帯は、衛兵が馬に乗って入り口の警備を行っているんです」
門の両脇でじっと立つ2頭の馬。多くの観光客に囲まれています。
しかし、近くで写真を撮られても、なでられても、暴れたりすることはありません。どうしてじっとしていられるのか。そこには、兵士と馬による「訓練と努力」がありました。
■“選ばれし馬” その訓練は式典100日前から…
さかのぼること100日。騎兵隊の馬は、ロンドン郊外の牧場にいました。冬の間、広々とした牧場で過ごし、鋭気を養った馬がロンドンに運ばれます。春に始まる王室の式典に向け、訓練を行うためです。
近衛騎兵「牧場から離れるので、馬はちょっと落ち着きがなく動揺しています」
ーー何が起きているのか馬は理解している?
近衛騎兵「そう、彼らは十分に理解しています。見た目よりずっと賢いのです」
馬の世話をするのは近衛騎兵たち。背中に入っているマイクロチップを確認し、馬をトラックに乗せていきます。
王室の式典になくてはならない「近衛騎兵連隊」。どのように誕生したのでしょうか。
岡村支局長「近衛騎兵連隊の歴史はとても古く、17世紀にチャールズ二世のボディーガードとして結成されました。360年以上、イギリスの君主を守り続けているということになります」
近衛騎兵連隊博物館 アリス・ピアソンさん
「父親であるチャールズ1世が、ホースガーズの近くのホワイトホールの路上で首を切り落とされたため、チャールズ2世は自分の身に同じようなことが起きないよう、専用の警備部隊を作ったのです」
■戴冠式に向けどんな準備が?100日に及ぶ訓練の成果は…
そんな“選ばれし馬”の戴冠式に向けた準備とは…
ロンドンの厩舎に運ばれた馬は、まず身なりを整えます。体を洗い、毛を剃り、たてがみも整えます。そして、アスファルトの道路を歩く馬にとって重要なのが、ひづめにつける「蹄鉄」です。
馬具担当の兵士
「蹄鉄はそれぞれの馬に合ったものを作ります。ひとつとして同じものはないのです」
身支度ができたら、次は調教です。大きな円を描くように歩行したり、街に出て隊列を組んで行進したりする訓練もあります。少しずつ、人が多くいる場所や車などの音がする場所に慣れさせます。こうした地道な訓練こそが式典を成功へと導くのです。
他には、重さ1.5トンの大砲を引く馬もいます。「王立騎馬砲兵隊」と呼ばれ、彼らも戴冠式に参加します。この日は、式典のシーズンが始まるのを前に、馬の手入れや訓練がレベルに達しているか点検が行われました。
空砲音のような大きな音を出しても、馬は動じません。さて、指揮官の裁定は…
指揮官「国王の戴冠式は70年間行われていませんでしたが、今年は行われることになり、あなたたちは、その最前列に立つことになるのです。皆さんおめでとうございます。よくやりました」
馬たちは式典に臨むことを許されました。
この砲兵隊、実は約半分が女性。28歳のレベッカさんは今回初めて式典に参加します。
レベッカ・ビーさん「とても緊張しました。チームワークで乗り切りました。戴冠式は素晴らしいものになるでしょう。歴史の一部となることは光栄です。非常に名誉なことです」
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/pxz5Im3
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/4JSvgwG
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/WOoynh9
コメントを書く