「危ない!」背後から迫る雪崩 突然の雹…氷水を“バイク走行”(2023年5月11日)

「危ない!」背後から迫る雪崩 突然の雹…氷水を“バイク走行”(2023年5月11日)

「危ない!」背後から迫る雪崩 突然の雹…氷水を“バイク走行”(2023年5月11日)

 中国南西部で撮影された映像です。街を襲った横殴りのひょう。冠水した街では氷水の中をバイクが進む異常事態となりました。

■「危ない!」背後から迫る雪崩

 目の前で突然、雪崩が発生。白い壁となって迫ってきます。場所は中国・チベット自治区。標高8000メートルのヒマラヤ山脈。雪が残り、多くの観光客が訪れる場所。

 逃げ切れた…ほっとしたのもつかの間。気付くと、奥の方は真白に。それは徐々にこちらに向かい、そして…。雪崩の雪がいったん舞い上がり、激しい勢いで降り注いだのです。

 現地メディアによると、けが人は出なかったといいます。

■突然のひょう…氷水を“バイク走行”

 5月に入り、中国の一部では気温が一気に上昇。

 猛烈な風の音とともに響き渡る悲鳴。ホワイトアウトのように外は真っ白に。この時、雨だけでなく降り注いだのはひょう。雪のように草木も白く染まります。横殴りに巨大なひょうが吹き付け、視界を奪われます。ひょうの影響で自動ドアも開いてしまうほど。

 まるでひょうの川。その中をバイクで突き進む住民も。ただ思うように進めないようで、前方の車と衝突しそうになる場面も。風だけでなくひょうの勢いも加わり、街路樹の葉が散っていきます。

 場所は中国南西部の山岳地域にある町。およそ12時間にわたり嵐は続き、現地の報道では、最大で4センチのひょうが降ったといいます。そのサイズだとひょうの落下速度は時速100キロを超え、木々はなぎ倒され、まるで竜巻が通ったかのように建物は破壊されました。

■気温上昇で…湖が“神秘的絶景”

 気温が一気に上昇することで神秘的な光景が生み出されることも。新疆ウイグル自治区にある湖。覆っていた氷が溶け始め、氷と水の境目がができ、まだら模様の美しい光景が生まれたのです。

■アフリカ各地で“温暖化原因の洪水”

 一方、アフリカ中部では温暖化の影響とみられる洪水が発生。国土のほとんどが標高1500メートル以上の高地にあるルワンダ。土石流が街に流れ込み、5000軒の家が流されたといいます。

 地元の住民:「大雨のなか、がれきをかき分けましたが、赤ちゃんを救えませんでした」

 隣国のコンゴ民主共和国も大雨により、洪水や土砂崩れに見舞われました。橋が流されたため、丸太を使って渡ろうとする住民たち。

 地元の女性:「6人の家族を失いました。生き残ったのは弟と2人だけ。どうやって生きていけばいいか分かりません」

 5000人以上が行方不明になり、400人以上が死亡したと伝えています。

 国連の気象専門家によると、気候変動による気温上昇でアフリカで豪雨が発生しやすい状態になっているといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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