「母の日」直前…暑さでカーネーションに異変!? 農家の苦闘…“価格高騰”(2023年5月10日)
夏日となった群馬県。暑さは「母の日」にも影響を与えています。出荷のピークを迎えているカーネーション。
群馬県明和町は全国有数のカーネーションの産地。農園は大忙しです。
小久保園芸・小久保智広代表:「母の日の期間、2万3000鉢、出荷しています」
ただ、今年は例年通りとはいかない事情がありました。インタビュー中、農家はある行動に出ます。
小久保園芸・小久保智広代表:「遮光することによって、日差しを遮りながら栽培をしています」
下ろしたのは黒い遮光カーテン。たちまちハウスは薄暗くなりました。花の成長に欠かせないはずの日差しをなぜ遮るのでしょうか。
小久保園芸・小久保智広代表:「晴れが多くて天候が良かったので、開花は進み気味でした。光を遮ると温度が結構下がるのでそれで(開花を)調節している」
何しろ4月以降の最高気温は平年を超える日が続出しています。農家はカーテンの他にもハウスのドアを小まめに開けて、風通しを良くするなどの努力を続けてきました。
小久保園芸・小久保智広代表:「客に届いた時に見頃の状態に合わせるのが一番のテクニック」
花の値段も例年通りとはいかないようです。都内の花店では、カーネーションの仕入れ値が高騰。値上げをせざるを得ない状況だといいます。
Hanahiro下北沢本店・細沼知花さん:「注文の時点で2~3割、仕入れ値が上がっている。気候が大きく関係するので、デリケートな商品」
客:「(母の日は)年に1回、良いものをあげたい。値上げを気にしないで選びました」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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