物価上昇に賃金上昇追いつかず 実質賃金12カ月連続で前年より減(2023年5月9日)
労働者の3月の実質賃金は、前の年の同じ月と比べ2.9%減少しました。物価上昇に追い付かず、12カ月連続のマイナスとなりました。
厚生労働省によりますと、3月に労働者が実際に受け取った給与から物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、去年の同じ月と比べて2.9%の減少となりました。
名目賃金を示す現金給与の総額は29万1081円となり前の年より0.8%増えましたが、物価の上昇率はそれを上回り3.8%増となりました。
実質賃金のマイナスは去年4月から12カ月連続となります。
厚労省は「物価の上昇に賃金の上昇が追い付いていない状況が続いている」「春闘の結果が反映される4月以降も注視していきたい」としています。
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