コロナ「5類」移行 初日で変化 “消毒&検温”撤去 行楽地でも(2023年5月8日)
新型コロナウィルスが8日から「5類」に引き下げられ、およそ3年間続いたコロナ政策は大転換を迎えました。さまざまな行動制限がなくなり感染対策は個人の判断に委ねられます。
■コロナ「5類」移行 初日マスクは
8日朝の通勤風景。マスクを着用している人は、まばらです。新型コロナウイルスの『5類』への移行で基本的な感染症対策は各自の判断に委ねられます。
マスクの着用が習慣化されてしまった、という人も多数いました。
感染拡大から3年余りも「有事」となっていたため無理もありません。ただ、8日からは「平時」に戻そうというのが政府の基本方針。
行政機関では、サーモグラフの機材や消毒器が職員の登庁前に撤去されました。これまで行われてきた入り口での検温や消毒、パーテーション設置などは効果やコストを踏まえ自治体や事業者が自主判断となります。
■「道後温泉」入場制限を撤廃
道後温泉がある松山市では、きょうから市が所有するおよそ30施設の入場制限を撤廃しました。
松山市道後温泉事務所・三神正裕主査:「客には制限させて頂いた間お待ち頂くことも多かったが、これからはお待ち頂くことも少なくなると思います」
■「5類」移行で医療機関拡大へ
新型コロナウイルスが、「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行した事で、これまで公費で負担された外来や入院の医療費は原則自己負担となり、療養期間は発症後5日間に短縮されます。また、医療提供体制は幅広い医療機関で受け入れができるようになり、政府はこれまでの4万2000カ所から最大6万4000カ所へ拡大を目指しています。
看護師:「鼻の穴から検体をとらせてもらいます」
千葉県内にあるこちらのクリニックでは、8日から新型コロナ対応の医療機関に登録され患者を受け入れています。これまでもかかりつけの患者が発熱した際に対応していましたが、感染した患者が多く来院した場合、受け入れるには施設が手狭で断ることも検討しているそうです。
金田クリニック重城・重城明男院長:「20人、30人とならなければ…。空いていれば遠くから来る人もやってあげたい。そこはやっぱり、大きい病院だと部屋があって別の部屋に入れてやれるけど、うちなんかできませんから、外でやってあげることで対応」
千葉県の医療機関などに行った協会のアンケートでは、4分の1に相当する23.9%が「5類」へ移行後もコロナ患者への対応が「自院では難しい」と回答しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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