“ずさん対応”在日アメリカ軍に「外出制限」強く要望(2022年1月7日)
全国の感染者数が5500人を超えるなか、7日朝に行われた日米外務・防衛閣僚会合の場で、日本側は在日アメリカ軍に外出制限の導入を含めた措置を強く求めました。具体的な対策は取られるのでしょうか。
在日アメリカ軍基地関係者の感染拡大が止まりません。在沖縄アメリカ軍基地では、7日に新たに一日あたりとしては最多となる254人の感染者を確認。累計感染者数は4281人となりました。
沖縄県・玉城知事:「米軍の方でも、まだ感染拡大が止まっていないというような状況ですから、より強い対処と言いますか、それを米側にも求めていきたいと思います」
沖縄県内のオミクロン株感染者について国立感染症研究所が解析した結果、遺伝子レベルの違う2種類のオミクロン株が確認され、そのうちの1つがアメリカ軍基地や市中感染で確認されました。
アメリカ軍基地に由来するとみられる感染拡大との見方が強まっています。
山口県にある岩国基地でも新たに基地関係者91人が感染。
先月21日以降、最大で一日182人、今月7日までに合わせて630人と感染者が増え続けています。
影響は山口県だけでなく、隣の広島県にも及んでいるとみられています。
立憲民主党・伊藤俊輔議員:「入国する際の検査スルーや基地から市内への出入りの緩さがオミクロン株のまん延の要因という認識でよろしいか、お聞きしたいと思います」
山際経済再生担当大臣:「(米側に)日本側の措置と整合的になるように強く求めているところでございます」
「まん延防止等重点措置」が適用される沖縄、山口、広島。
日本政府の手が及ばないアメリカ軍基地のずさんなコロナ対応に、政権幹部も怒りをあらわにしています。
政権幹部:「沖縄、山口、広島って・・・在日アメリカ軍からというのが明らかじゃないか」
7日朝、テレビ会議形式で行われた日米の外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2+2」で岸防衛大臣は在日アメリカ軍への水際措置や行動制限の強化のほか、迅速な情報提供などを求めました。
現在、アメリカ軍基地でのオミクロン株感染者の数が明らかにされていないため、政府はアメリカ側に結果を早期に開示するよう求めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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