「弾薬はどこだ」ワグネル創設者が激怒 ロシアが必要な武器供給を「一晩で約束」(2023年5月8日)

「弾薬はどこだ」ワグネル創設者が激怒 ロシアが必要な武器供給を「一晩で約束」(2023年5月8日)

「弾薬はどこだ」ワグネル創設者が激怒 ロシアが必要な武器供給を「一晩で約束」(2023年5月8日)

 弾薬不足を理由にロシア政府を批判し、ウクライナ東部のバフムトからの撤退をほのめかしていた民間軍事会社の創設者。弾薬の供給を約束されたと明らかにしました。そのバフムトでは、攻撃が激化しています。

■「弾薬はどこだ」国防相と参謀総長に激怒

 爆音とともに空から降り注ぐ無数の光。6日、ウクライナ軍が公開した激戦地・バフムトの映像です。

 暗闇に包まれた市街地がまばゆい光で浮かび上がりました。上空からの映像では、街の広い範囲が激しい炎に包まれている様子が確認できます。

 ウクライナ国防省(ツイッターから):「(ロシア側が)バフムトの非占領地域を焼夷(しょうい)弾で砲撃している」

 この映像が公開された前日、バフムトの最前線で戦っているとみられるロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏が、ロシア軍幹部を名指しで激しく非難しました。

 プリゴジン氏:「お前らは高級クラブに座り、お前らの子どもはユーチューブ動画を撮って、人生を楽しんでいる。弾薬が70%不足している。ショイグ(ロシア国防相)、ゲラシモフ(ロシア軍参謀総長)、弾薬は一体どこにあるんだ」

 ウクライナ侵攻を進めるロシア軍の2人に対し、激怒するプリゴジン氏。弾薬不足を理由として、今月10日にバフムトから撤退することを表明していました。

 いつ攻撃されたかは定かではありませんが、撤退を表明した翌日、ウクライナ側が公開した映像には、バフムトが攻撃される様子が映し出されていました。

 ロイター通信によりますと、プリゴジン氏はロシアが必要な弾薬と武器の供給を「一晩で約束した」と明らかにしました。

■国際会議でウクライナとロシア“けんか”

 一方、4日、トルコで開かれた国際会議に参加していたウクライナとロシアの代表団2人による“けんか”の様子です。

 ロシア代表団の女性がインタビューを受けていた時、ウクライナ代表団の1人が背後で国旗を掲げたため、ロシア側がこれを奪い取り、もみ合いになりました。

 ウクライナ代表団:「ウクライナの旗に何をしているんだ」

 警備員:「お願いします。お願いです。争わないで。争わないでください」

 ウクライナ代表団:「我々はこの旗のために戦っているんだ」

 実は、この直前の会議でも…。

 トルコ議会議長:「やめてください。会議を中断します」

 ロシア側の発言中にウクライナ側が国旗を掲げ、抗議したことで小競り合いが起きました。

 トルコ議会議長:「この会議をかき乱す人は、絶対に許しません。やめてください。守れない人は、出て行ってください」

■戦勝パレード準備に異変…軍事車両は50台

 こうしたなか、モスクワでは7日朝から全面的な通行規制が行われました。

 厳重な警戒態勢のなかで行われたのは9日の戦勝記念日に向けた軍事パレードの最終リハーサルです。

 当初125台の軍事車両が参加予定でしたが、戦争に投入していたからなのでしょうか。リハーサルに参加したのは50台ほどにとどまりました。

 政府関係者によりますと、パレードは例年に比べて30分程度短くなる見通しです。

(「グッド!モーニング」2023年5月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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