原宿竹下通り 人多く進めず警察官出動…新橋も混雑 満席に店も笑顔「やっと春来た」(2023年5月5日)
各地で大混雑のゴールデンウィーク。東京・原宿竹下通りでは、あまりの人の多さに警察官が出動し、注意を呼び掛けました。
■“巨大わたあめ”求め 青森から来た家族「おいしい」
最高気温25.7℃と、13日ぶりの夏日となった4日の東京。
銀座の歩行者天国には陽炎が立ち、真夏の装いで歩く人の姿も多く見られました。
そんななか、正午すぎの原宿竹下通りでは、前に進むことも難しいような混雑になっていました。緊急事態宣言中だったおととしのゴールデンウィークと4日の人出を比較すると違いは一目瞭然です。
実際通りを歩いて、取材をしてみました。
4日は非常に日差しが強く、日傘を差している人も多くいますが、あまりの人で、皆さん日傘を高く掲げて歩いています。なかなか傘を差すことさえも難しいというほどの状況です。
よく見ると、日傘にまじって何やらカラフルな物体が、その正体は原宿名物の巨大わたあめです。人に当たらないようにするのも、意外とバランスが難しいようで…。
わたあめを運ぶ男性:「やべえ、やばいよ、やばいやばい傾いてる」
中には1人で2つのわたあめを運ぶつわものや、このわたあめ目当てで青森から来たという家族も…。
男の子:「おいしい」
母親:「幸せだね」「(Q.お母さんも幸せそうですね)そうですね。(子どもを)見てれば」
■普通5分のところ…350m通行に“16分”
時間が経つにつれ、竹下通りは徐々に人が増えていきます。
やがて流れは完全に止まってしまいました。前にも後ろにも進むことはできず、数分経ってもほぼ同じ場所にとどまっていることが分かります。
付近では、事故を防ぐため警察官が必死に左側通行を促していました。
警察官:「真ん中よりも右にいると自分が思う人は左に寄って、反対側から来る人を通してあげてください。そうすることによって徐々に人が流れていくようになると思います。皆さんの協力が不可欠です」
竹下通りはおよそ350メートル。普通に歩けば5分ほどですが、4日に原宿駅側から明治通り方面へ歩いたところ、16分41秒かかりました。
茨城県から:「(あまりの混雑に)有名人いるのかなと思って歩いてきたけど、誰もいなくて」
青森県から:「(Q.スーツケースは預けられず?)そうです」「(Q.ロッカーは?)全部埋まってました。預けられなかった」
■新橋も大混雑 満席に店笑顔「やっと春来た」
そして日が暮れても、しばらくは20℃を下回らなかった4日の東京。原宿同様、多くの人でにぎわっていたのが、サラリーマンの街と言われる新橋です。
炭火で焼いたジューシーな焼きとんが人気の店。去年のゴールデンウィークは閑古鳥が鳴いていたといいますが、今年は連日満席になる盛況ぶりだといいます。
女性:「きょうは、この辺もすごく混んでいたからびっくりしました」
男性:「去年、おととしは自粛。これだけ外に出て飲めるのは、マスクもなしで飲めるのはしばらくぶりですよね」
やきとんユカちゃん店主 藤嶋由香さん:「やっとうちにも春が来たかなって感じで、スタッフも皆笑顔が出てきたので、前向きにやっていこうかなと思う」
一方で、思わぬ悩みもあるそうです。
藤嶋さん:「生ビールがバンバン出て、(GWは)酒店休みだったりするので、あしたの生ビールどうしようかな。缶ビールで許していただけますかみたいな。コンビニで調達して」
(「グッド!モーニング」2023年5月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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