【GW騒然】クマ“包囲網”抜けきょうも出没 造船所に“立てこもり”(2023年5月3日)

【GW騒然】クマ“包囲網”抜けきょうも出没 造船所に“立てこもり”(2023年5月3日)

【GW騒然】クマ“包囲網”抜けきょうも出没 造船所に“立てこもり”(2023年5月3日)

 2日に海を泳いだ後に陸に上がり、造船所に「立てこもっていた」クマ。3日も目撃情報が相次ぎました。

■クマ“包囲網”抜け きょうも出没

 午前9時前、岩手県大槌町で目撃されたクマ。柵越しとはいえ、駆け付けた報道陣の目の前を歩き、緊張が走ります。警察も出動してクマを取り囲み、現場は緊迫した雰囲気に。一時は射殺も考えられましたが、住宅地が近いため断念。歩き回るクマが突然、防潮堤に顔面をぶつけてしまう場面も…。猟友会によりますと、クマの左目は白く濁っていて、見えていない可能性もあるといいます。

 その後クマは車が通行する道を渡り、茂みへと向かいました。猟友会が爆竹を使って山に追い返すことを試みますが…。ところが、驚いて威嚇するように近付いた後、何事もなかったかのように茂みに身を潜め、その後は動く様子がありません。

 現場は海沿いの地域。3日にクマが出没したすぐ近くでは、2日もクマが目撃されていました。造船所の隣にある水路の中ではクマの姿が…。どうやら誤って水路に落ちたようです。悲しそうな表情で、よじ登れそうな場所を探します。

 クマは造船所の敷地内に逃げ込み、床下に立てこもったとみられていました。ところが3日朝、仕掛けた2基の罠にクマは掛かっていませんでした。包囲網を突破したとみられるクマと人間たちの心理戦が3日も繰り広げられました。

■きょうもクマ出没 人間と“心理戦”

 海沿いに出没した今回のクマは一体、どこからやって来たのでしょうか。地元に住む動画の撮影者は…。

 動画の撮影者:「(クマは)山奥のイメージを持つ生き物だが、三陸沿岸の山と海がすごく近い場所だと海に落ちちゃうアクシデントもあるんだなと」

 現場付近の地形を見ると、海の近くに山が迫っていることが分かります。茂みの近くの側溝で動かなくなったクマ。吹き矢を使った麻酔での捕獲が決定されましたが、撃ち手の獣医が夕方まで来られず、捕獲まで時間がかかりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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