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【GW】再起を目指すテーマパーク 観覧車がボロボロ?
コロナ禍で閉園に追い込まれたテーマパークがある中、苦境を乗り越えた施設にとって、今年のゴールデンウイークは勝負の1週間です。新潟県にある遊園地は、“ギリギリの自虐”で再起を目指しています。
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目の前を泳ぐ魚たちに、子どもたちが目をキラキラさせています。神奈川県川崎市の「カワスイ 川崎水族館」は、川崎駅すぐそばにある都市型の水族館です。南米のアマゾンをイメージした展示エリアが目玉で、カピバラとの触れあい体験ができ、週末には行列ができることもあるといいます。
さらに、ゴールデンウイークからは水族館を巡って謎を解いていく、参加型のゲーム「ナゾスイ」を新たに常設。大人も楽しめる仕掛けで、連休中は大勢のお客さんが訪れているということです。ただ、ここまでの道は決して平坦ではありませんでした。
県内から来た来園者
「コロナ3年くらいは人混みに行くのも嫌だったので、それがなければもっと早く来ていたかもしれない」
「カワスイ 川崎水族館」は2020年にオープンしたものの業績は伸び悩み、去年3月に「破綻」。去年7月に今の会社に事業が譲渡されました。
全国では他にも、来園者の減少などを理由に、2021年には福岡市唯一の遊園地「かしいかえん」や、千葉県館山市の「館山ファミリーパーク」(※跡地には別会社がキャンプ場を運営)などが閉園しました。
コロナ禍を生き残ったレジャー施設にとって、ゴールデンウイークは“チャンス”だといいます。
水族館を運営するアイ・レジャー・エンターテイメント 長谷川利貴代表
「ゴールデンウイークは、お客さまにしっかりと足を運んでいただけるチャンス。大事な時期だととらえております」
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新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたゴールデンウイークは、勝負の1週間です。
新潟県阿賀野市の遊園地「サントピアワールド」は、“自虐ネタ”にかけた“崖っぷち”遊園地です。ゴールデンウイーク初日の先月29日から、“ある秘策”を始めました。
来園者
「“ギリギリアトラクション”」
「そういうのがあるらしいよ」
1台だけ、あきらかにボロボロに見える観覧車です。“道連れ”となる来園者を探して、同乗させてもらいました。すると、どこからかネジが落ちる音がします。観覧車の中では、子どもが怖がる様子も…。
今年のゴールデンウイークの目玉「最恐大観覧車」です。予算は極力抑えながらも、ギリギリのおもしろさを追求しています。
さらに、車内のポスターには「来てくれないと、つぶれるよ。」の文字。細かなところにも自虐ネタがあり、来園者からは「おもろすぎるわ」という声も上がりました。
高橋修園長
「ご家族なり、お友達とこっちへ来た帰省の思い出に、サントピアワールドにきていただいて、いっぱいいい思い出をつくってもらえればと」
勝負のゴールデンウイーク。“ギリギリの自虐”で再起を誓います。
(2023年5月1日放送「news every.」より)
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