英チャールズ国王の戴冠式へ準備進む イスラム教やヒンズー教を信仰する人が品々手渡すなど“多様性”も 70年前の前回から規模は縮小|TBS NEWS DIG
今週土曜日に行われるイギリス・チャールズ国王の戴冠式に向け準備が進められています。70年前、エリザベス女王の時と比べ規模が縮小されるほか、多様性を反映したものとなりそうです。
記者
「バッキンガム宮殿からまっすぐ伸びるこちらのザ・マルという道には、イギリス国旗をはじめ、連邦王国の旗がずらりと並び、戴冠式に向けた準備が進められています」
5日後にせまったチャールズ国王の戴冠式。ロンドンは徐々に祝賀ムードが高まっています。バッキンガム宮殿近くの土産物店には戴冠式グッズを買い求める観光客らの行列も。
南アフリカからの観光客
「戴冠式のためにこれを。南アフリカに帰ったら、紅茶を飲みながら戴冠式を見ようと思います」
こちらはチャールズ国王が座る玉座の下にはめ込まれる「運命の石」と呼ばれる石。重さはおよそ150キロです。通常はスコットランドのエディンバラ城で保管されていますが、戴冠式のため、ロンドンのウェストミンスター寺院に移されました。
一方、こちらはイギリスの児童合唱団。式で聖歌を歌う予定で、この日、最後のリハーサルにのぞみました。
イギリスの児童合唱団 アサエルくん
「国王が戴冠するという歴史的な素晴らしい瞬間を見ることができ、とても特別な気分です」
先月29日、明らかになった戴冠式の詳細によると、聖歌では、英語のほか、ウェールズ語やスコットランド語など、初めてイギリスの他の言語も使われるということです。
また、国王が身につける「レガリア」と呼ばれる品々を、キリスト教だけでなく、イスラム教やヒンズー教などを信仰する人たちが手渡す役割を担うということです。
戴冠式を執り行うカンタベリー大主教は「儀式には現代社会の多様性を反映する新しい要素も含まれてる」とコメントしています。
エリザベス女王の時以来、70年ぶりとなる戴冠式。今回は、前回と比べ規模は縮小されるものの、多様性が意識され、伝統と現代性が融合されたものになりそうです。
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