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京都の夏の風物詩、鴨川の“納涼床”始まる 対面で料理を楽しむことも可能「外国人観光客にも期待」
京都の夏の風物詩、鴨川沿いの納涼床が1日から営業を開始しました。こちらもコロナ禍前の光景が戻っているのでしょうか?(取材・報告=藤枝望音記者)
今日から営業が始まった鴨川沿いの納涼床は、川沿いにせり出すように設けられる座敷で、江戸時代に始まったとされています。二条大橋から五条大橋までの2キロほどの間に約80店舗が1日から営業を始めました。
私がお伺いしているのは「ル・アン 鮒鶴京都鴨川リゾート」です。150年余りの歴史を持つ元老舗料理旅館で、建物が国の登録有形文化財にも指定されています。
この店では、3年前は新型コロナの緊急事態宣言が発令されたことなどから、一時、納涼床の営業を見合わせ、一昨年の2021年も営業はできたものの、酒類を提供する飲食店などへの休業要請が継続されたため、お酒そっくりのパッケージのご当地サイダーなどのノンアルコール飲料を用意し、工夫をしながら営業を続けていました。
昨年は、客同士の間隔を空けるために、斜めに席を配置して、席を間引きする形で営業していましたが、今年からコロナ前と同じように対面で料理を楽しめるようになったということです。
こちらの店では、ハモや湯葉など京都ならでの旬の食材をふんだんに使った正統派フレンチが楽しめます。今年はゴールデンウイークも順調に予約が入っているということです。店の方は「3年間めっきり減っていた外国人観光客が来てくれることにも期待したい」と話していました。
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