大阪自民“大敗”で『候補者選びを党本部で直接指揮』検討 大阪府連会長は辞任の意向(2023年4月28日)
統一地方選で大敗した大阪の自民党。立て直しのため、異例の刷新案が浮上しています。
大阪府知事・大阪市長のダブル選挙で維新が圧勝。議会でも維新に過半数をとられ“大敗”となった大阪の自民党。
府議選:26人擁立・当選7人
市議選:19人擁立・当選11人
4月28日午後、大阪の国会議員らが党本部に集められ、森山裕選対委員長らと大阪の自民党の立て直し案が議論されました。案では、茂木敏充幹事長を座長とするプロジェクトチームを発足させ、今後の選挙の候補者選びなどを大阪ではなく党本部が直接指揮することなどが検討されています。
(自民党大阪府連 宗清皇一会長)
「我々の今の地力で、今までのような形で再建をしていくっていうのは非常に難しい。じゃあどこと一緒に頑張るか、力をもらうかといったらやはり党本部ですから」
東京が大阪に介入する異例の案。大阪の自民党関係者からは反発の声も。
(大阪の自民党関係者)
「大阪の事情を知らない人が指揮してもうまくいくわけがない」
「いままで党本部は維新の顔色をうかがってばっかりだったのにうまくいくのか」
大敗の責任をとり大阪府連会長の職を辞任する意向の宗清皇一会長。
(自民党大阪府連 宗清皇一会長)
「結果を得ることができなかった組織の長として、責任を取るというのは当たり前のことだと思う。新しい人が決まるまでは責任をもって、仕事の引き継ぎとか、うまくバトンを渡せるようにするのが私の仕事ですから。そこまでは頑張りたい」
今後の府連の在り方については、次のように述べました。
(自民党大阪府連 宗清皇一会長)
「個人個人が有権者の信頼を得られるように変わらないとダメだし、もっと人のために汗かかないとダメ。組織の人間としての強い自覚と誇りを持って、再建に向けて、歯を食いしばって頑張る姿を有権者に見ていただくことだと思いますよ。そこに尽きると思う」
しかし、後任に手を挙げる人がおらず調整が難航しています。そんな中、大阪市では…。
(大阪維新の会・幹事長 横山英幸大阪市長)
「定数削減というのは本当に考える事項が多岐にわたりますので、議会が自主的にしっかり議論したうえで決めていただきたい」
大阪市議会で過半数をとった維新は、議員定数を現在の81から10議席程度、削減する案を5月議会に提出する方針です。
維新が今後、各党とどのように調整を行うかが注目されます。
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