関電の旧経営陣ら『起訴に至らず』“報酬補填”問題で検察審査会 刑事手続きは終結(2023年4月28日)
関西電力の旧経営陣らの金品受領問題をめぐり、検察審査会は八木誠前会長らについて「起訴には至らない」と議決しました。
関西電力の八木誠前会長ら3人は、福井県高浜町の元助役から金品を受け取ったことで生じた別の元取締役の追加納税分について、退任後に役員報酬として補填したとする疑いなどで告発され、不起訴となりました。
検察審査会は去年7月、3人について「起訴相当」と議決したものの、去年12月に大阪地検特捜部が再び「不起訴」としました。
今年4月28日に検察審査会は「退任した役員の報酬額は会長らの裁量で決定することができ、検察の再捜査を踏まえても刑事責任を問うのは困難」として、「起訴議決には至らなかった」と発表しました。
これにより一連の刑事手続きは終わりました。
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