裏山で異音「逃げて下さい」 “地滑り恐れ”60人に避難指示 広島 #shorts
発達した低気圧の影響などで26日は、各地で荒れた天気となりました。広島では、裏山から異音が聞こえ、土砂災害の危険が高まり、避難指示が出される事態となりました。
■裏山で異音「逃げて下さい」…60人に避難指示
強風で傘が壊れてしまった人や、歩くのもやっとの取材スタッフ。26日、全国的に広い範囲で雨・風が強まり、広島では避難も呼び掛けられる事態となりました。
消防隊員たちは「退避、退避、退避。本当に逃げて下さい。下がって」と、住民に避難を呼び掛けます。
広島県呉市内では26日、住宅街の裏山で異音が確認され、土砂災害の恐れがあるとして、広塩焼地区の住民に避難指示が出されました。
現地の対策本部の近くで、報道陣が市長を取材しようとしますが…。
呉市 新原芳明市長:「(Q.ここにいることは大丈夫?)あまり大丈夫じゃないです」「(Q.なんでここに(消防)本部が?)そうですね、それは消防の判断なので。消防の方、避難しなければいけない場所の中に、指揮所があるのはどうしてですか?と質問受けたんです」
消防:「(Q.ここは比較的安全?)いえ、そういう認識はないです」
新原市長:「(Q.取材受けてはダメでは?)本当はダメです。危ないです。じゃあ向こうへ移りましょう」
避難指示が出された直後で、現場は混乱。市が設けた取材場所は危険と判断されたことから、場所が変更されました。
裏山の異音を聞いたという住民は、次のように話します。
異音を聞いた住民:「(Q.どんな音?)砂か岩かが動くような音がした。私よりも遠い所の人が逃げた。私も避難しないといけない」
現場では担当者が、ドローンを使って斜面を調査。現在の状況について確認しました。
広島県 砂防課 胡田一史参事:「(Q.崩落の可能性は?)今のところ被害は出ていないが、どうなるかは分からない状態。調査をしていく」
呉市では週末再び、まとまった雨が予想されていて、しばらくは危険な状態が続くとみられます。/a>
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