韓国“K兵器”に注目が…ウクライナへの軍事支援めぐり尹大統領の姿勢は?「国際社会の共同努力に背向けることはない」発言も|TBS NEWS DIG
バイデン大統領と今晩、首脳会談に臨むのが韓国の尹錫悦大統領です。日本でも武器輸出の規制緩和について、与党内の本格的な議論がきのう始まったばかりですが、この会談の焦点は、韓国がウクライナへの兵器支援にどう関わるのかです。
韓国の大統領としては12年ぶりに国賓でアメリカを訪問している尹錫悦大統領。北朝鮮対策として米韓同盟の強化を掲げていて、バイデン大統領との首脳会談でどのような成果を出せるかが焦点となっています。
一方、アメリカが関心を持っているのが、韓国の兵器です。実はここ数年、韓国の防衛産業は大きく成長。去年の輸出受注額は前の年に比べ2倍以上伸び、韓国メディアは大衆音楽の「K-POP」になぞらえ「K兵器」とも呼んでいます。
そこで、ロシアによる侵攻を受けているウクライナに軍事支援をするアメリカは、ヨーロッパへの輸出実績もある韓国に注目しているのです。ただ、韓国政府はロシアとの摩擦を避けるため、「ウクライナには殺傷能力のある兵器の支援を行わない」という方針を繰り返し表明してきました。
ところが、訪米前に行ったロイター通信とのインタビューで、尹大統領からはこんな発言が…
韓国 尹錫悦大統領(ロイター通信のインタビュー)
「民間人に大規模な攻撃などがあった場合、人道・資金援助だけにこだわるのは難しいかもしれない」
条件付きでウクライナに兵器を支援する可能性があると示唆。米韓同盟強化を念頭に、最近になって立場をより鮮明にさせたとみられます。
さらに尹大統領は、25日に放送されたアメリカメディアとのインタビューでも…
韓国 尹錫悦大統領(NBCのインタビュー)
「戦場の状況が変わり、韓国もウクライナに兵器を支援しなければならない時が来れば、国際社会の共同努力に背を向けることはないだろう」
と、再び状況次第でウクライナに兵器支援をすることを示唆しました。
日本時間の今晩、バイデン大統領との首脳会談に臨む尹大統領。ウクライナへの兵器支援をめぐり、どのような姿勢を示すのでしょうか。
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